
間々田八幡宮|由緒ある神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド
栃木県小山市に鎮座する間々田八幡宮は、約1300年の歴史を持つ由緒ある神社です。約2万坪の広大な境内には豊かな自然が息づき、国の重要無形民俗文化財に指定された「間々田のじゃがまいた」で全国に知られています。
間々田八幡宮の概要・基本情報
間々田八幡宮は栃木県南部の小山市に鎮座する神社です。その敷地は約2万坪におよび、一部が『間々田八幡公園』として開放され、市民の憩いの場となっています。境内には鎮守の森に守られるように二つの池があり、たくさんの鯉や水鳥が泳ぐ自然豊かな環境が特徴的です。市の天然記念物に指定されているコナラや杉などが生い茂る森は、タヌキや野ウサギをはじめ、街中では見ることのできない多くの小動物や昆虫たちが生息する生命の森でもあります。
歴史と由来
間々田八幡宮の創建は大変古く、今から約1300年ほど前の奈良時代中期(天平年間)と伝えられています。
939年頃に起きた平将門の乱に際しては、百足退治の伝説でも知られる武将・藤原秀郷が、当八幡宮ほか沿道の神社仏閣に戦勝を祈願し、見事乱を平定。このご神徳へのご恩返しとして、神社にご神田を奉納されました。以降、当八幡宮が鎮座する一帯は、飯田(まんまだ)の里と呼ばれるようになります。
鎌倉幕府成立直前の1189年。奥州藤原氏との合戦に臨んだ源頼朝は、先の藤原秀郷の戦勝祈願を知り、自らも当八幡宮に参拝。境内に松を植えました。この松は、1905年(明治38年)に枯死するまで『頼朝手植えの松』として、氏子らにより大切に守られていたそうです。
江戸時代には朝廷より日光に遣わされた例幣使が道中必ず参拝する習わしとなっていたという。江戸時代に入り日光街道が整備されると、この地がちょうど日光と江戸の中間点となることから、地名が飯田(まんまだ)から間々田(ままだ)へと改められ、松尾芭蕉も宿泊するなど日光街道11番目の宿場町として栄えました。
祭神とご利益
間々田八幡宮の主祭神は誉田別尊(ほんだわけのみこと)で、応神天皇の神霊です。八幡神として知られ、武運長久、厄除開運、家運隆昌のご利益で信仰を集めています。
神功皇后(じんぐうこうごう)も祀られており、応神天皇の母神として子授け、安産、子育て、学業成就のご神徳があります。また境内には弁天様も祀られており、金運上昇、芸能上達、学業成就のご利益があるとされています。
間々田八幡宮の見どころ・特徴
間々田八幡宮は単なる神社を超えた、歴史と自然が調和する特別な空間として多くの参拝者を魅了しています。その魅力は多岐にわたり、どの季節に訪れても新たな発見があります。
建造物・境内の魅力
境内の中心に位置する本殿と拝殿は、長い歴史を感じさせる荘厳な佇まいを見せています。約2万坪という広大な敷地内には、参拝者を迎える鳥居から本殿まで整然と配置された建造物群が、神聖な空間を演出しています。
境内には神職による祈祷が行われる拝殿があり、厳粛な雰囲気の中で様々な祈願を受け付けています。また、参拝者が心を落ち着けて参拝できるよう、境内の配置も工夫されており、都市部の喧騒を忘れさせる静寂な環境が保たれています。
自然・景観の美しさ
境内の西側には広大な田園地帯が広がり、思川沿いの土手に足をのばせば、那須・日光連峰、赤城山、浅間山、そして遠く富士山までも望むことができます。こうした風致に富んだ神社周辺の景観は『とちぎのふるさと田園風景百選』にも選定されました。
境内には鎮守の森に守られるように二つの池があり、四季を通じて美しい表情を見せます。春には桜が咲き誇り、秋には紅葉が境内を彩ります。池には多くの鯉や水鳥が生息し、訪れる人々の心を和ませています。
八幡古墳群と文化遺産
境内には八幡古墳群とよばれる大小様々な墳丘が点在し、古くからこの地が思川流域に発展した文化圏の一拠点であったことが窺えます。これらの古墳群は、この地域の古代からの歴史的重要性を物語る貴重な文化遺産となっています。
古墳時代から続く長い歴史の中で、間々田八幡宮は地域の信仰の中心として、また文化的拠点として重要な役割を果たしてきました。現在でも境内各所でその歴史的価値を感じ取ることができます。
参拝・拝観案内
間々田八幡宮への参拝は、心身を清めて神様に向き合う大切な時間です。正しい作法を知って参拝することで、より意義深い体験となるでしょう。
参拝作法とマナー
八幡宮での参拝は、一般的な神社参拝の作法に従います。鳥居をくぐる際は軽く一礼し、参道の中央を避けて歩きます。手水舎で手と口を清めた後、拝殿前で二拝二拍手一拝の作法で参拝します。
境内は神聖な場所ですので、大声での会話や走り回ることは控え、静かに過ごすことが大切です。写真撮影を行う場合は、他の参拝者の迷惑にならないよう配慮し、禁止されている場所での撮影は避けましょう。
間々田のじゃがまいた(蛇まつり)
5月5日に開催される祭り『間々田のじゃがまいた』(蛇まつり)は、平成31年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。15mを越える7匹の蛇が一堂に集う様は圧巻で、新緑香る神社の境内は毎年多くの見物客で賑わいます。
蛇づくりは、じゃがまいた実行委員の指導のもと、中学生を中心に七つの町内それぞれで独自に行われます。なかでも蛇頭(じゃがしら)と呼ばれる蛇の頭部は、各町の個性が最も表れる部分で、製作にも自ずと力が入ります。
祭り当日は午前10時30分頃に間々田八幡宮に集合し、「蛇よせ」、続いて「修祓式」が行われます。修祓式では七体の蛇が宮司からお祓いを受け、口に御神酒を注がれ、本殿を一周した後に「水飲みの儀」に向かいます。
「水飲みの儀」では、弁天池に思い切りよく蛇の頭を差し入れ、豪快な水しぶきをあげながら水を飲ませます。中には担ぎ手もろとも池に飛びこみ、弁天池狭しと暴れ回る蛇もあり、1万人を超える見物客から大きな歓声が湧きます。
御朱印・お守り情報
間々田八幡宮では季節ごとに異なるデザインの御朱印を授与しており、参拝の記念として多くの方に親しまれています。月替わりの限定御朱印も頒布されているため、何度訪れても新しい発見があります。
お守りについては、間々田八幡宮を代表する「病気平癒守」を求めて多くの方が訪れます。また「蛇の鬚守り(数量限定)」は、じゃがまいた祭りで奉納された蛇の鬚がご神体となっている特別なお守りです。
その他にも「運気隆昌龍(本物の水晶玉入り)」はじゃがまいたの蛇頭を模した手彫りのつげの龍の除災開運守り、「無事かえる守り」は江戸時代から伝わる病気平癒・旅行安全のご利益を今に伝えるお守りなど、個性豊かな授与品が揃っています。
アクセス・利用情報
間々田八幡宮へのアクセス方法や利用に関する詳細情報をご案内いたします。参拝前に確認しておくことで、スムーズにお参りいただけます。
交通アクセス
お車でお越しの場合、東北道・佐野藤岡ICより18km(約30分)、圏央道・境古河インターより23km(約38分)、北関東道・宇都宮上三川ICより約30km(約55分)となります。
国道4号線「間々田四丁目」交差点(神社看板と鳥居が目印)を、小山方面からお越しの際は右折、東京方面からお越しの際は左折して直進1km。大きな森の手前の二の鳥居に突き当たりましたら、右折しても左折しても駐車場に入ることができます。
公共交通機関をご利用の場合は、JR間々田駅西口からコミュニティバス「おーバス」に乗車し、「間々田四丁目公民館」で下車。神社看板と鳥居を目印に左折し、約1km直進すると神社入り口の二の鳥居に到着します。間々田駅から徒歩でも約10分程度でアクセス可能です。
<住所> 〒329-0205 栃木県小山市間々田2330
拝観時間・料金・駐車場情報
間々田八幡宮の参拝時間は午前9時から午後4時30分までとなっています。電話でのお問い合わせは0285-45-1280(9:00〜16:30)で受け付けています。
境内の参拝は無料で、どなたでも自由にお参りいただけます。御祈祷をご希望の場合は、事前にお電話でご相談ください。出張祈祷も承っており、神職がお伺いしてご祈祷を行うことも可能です。
駐車場は境内に完備されており、通常時は無料でご利用いただけます。ただし、じゃがまいた当日は神社駐車場は閉鎖となり、隣接する間々田中学校校庭が特設駐車場として開放されます。その他、小山市間々田市民交流センター「しらさぎ館」の駐車場も利用可能です。
年中行事の際は駐車場が混雑することがありますので、なるべく公共交通機関のご利用をおすすめいたします。詳細な駐車場情報については、事前にお電話でご確認ください。
参照サイト
・間々田八幡宮 公式ホームページ:https://www.mamada-hachiman.jp/