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伊香保神社|由緒ある神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

伊香保神社|由緒ある神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

群馬県渋川市の伊香保温泉街にそびえ立つ伊香保神社は、石段街を登りつめた場所に鎮座する延喜式内社として、古くから多くの人々に愛され続けています。温泉の守護神として信仰を集め、縁結びや子宝のご利益でも知られるこの神社は、伊香保温泉を訪れる人々にとって欠かせない参拝スポットとなっています。

伊香保神社の概要・基本情報

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伊香保神社は、群馬県渋川市にある神社で、伊香保温泉を守護する神社です。式内社(名神大社)で、旧社格は県社兼郷社。上野国三宮とされます。伊香保温泉を象徴する365段の石段を上がった頂上に鎮座し、温泉の守護神として崇敬されてきた神社として、地元の人々はもちろん、全国から訪れる参拝者に親しまれています。

歴史と由来

伊香保神社の歴史は非常に古く、現在の温泉街内の伊香保神社の由緒では825年(天長2年)の創建とされています。しかし、その起源はさらに遡り、もともと伊香保神社は、第十一代・垂仁天皇の時代(紀元前29~70年)に”いかほ”(榛名山を含む昔の地域名)の山岳信仰した「いかつほの神(山の神)」である大山津見神(おおやまつみのかみ)であったといわれています。

「伊香保」の地名は古く、『万葉集』の東歌にも詠まれています。「厳つ峰」(いかつほ)とか「雷の峰」(いかつちのほ)に由来し、榛名山、とくに水沢山を指す古名だったと言われています。

平安時代には神社として大きな発展を遂げ、平安時代の記録では承和6年(839)に従五位下、元慶4年(880)には従四位上、長元3年(1030)ころに正一位に叙せられ、やがて上野国三宮となります。その後一時衰微したものの、いつしか伊香保の源泉近くへ移り、温泉の守護神となったのです。

祭神とご利益

現在の伊香保神社の主祭神は、大己貴命と少彦名命の二座で、温泉・医療の神を祭る神々です。その後、律令制度ができた飛鳥・奈良時代(583~710年ごろ)に、大己貴命、少彦名命の二柱を祀るようになりました。この二柱は、温泉の神でもあることから、温泉の湧き出る地域に多く祀られています。

大己貴命(おおなむちのみこと)は大国主神とも呼ばれ、国造りの神、農業・商業・縁結びの神であり、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、子授などのご利益があるとされています。大己貴命は少彦名命と一緒に国造りをして、人々に医薬を教えたりしました。大己貴命は大国主命のことで、出雲大社などで有名な縁結びの神であり、多くの神との子をもうけたことで子宝の神ともいわれています。

一方、少彦名命(すくなひこなのみこと)は、穀物・酒造・医療・神であり、国土安寧、産業発展、縁結び、安産などのご利益があるとされています。少彦名命は玉造温泉、道後温泉、箱根温泉などの温泉を発見した神様といわれています。大変小さい神様で一寸法師のモデルともいわれています。

伊香保神社の見どころ・特徴

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伊香保神社の最大の特徴は、その立地にあります。伊香保温泉を象徴する365段の石段を上がった頂上に鎮座しており、参拝への道のりそのものが一つの体験となっています。

石段街と境内の魅力

伊香保神社への参拝は、まず有名な石段街を上ることから始まります。石段は365段あるのは「温泉街が1年365日賑わうようになってほしい」という繁栄の願いが込められています。この石段を上る体験は、実は石段を登ると金運がアップするといわれていますとも伝えられており、参拝者にとって特別な意味を持っています。

石段の途中には、土産屋や日帰り温泉、無料の足湯、射的場などもあり、昔ながらの雰囲気を楽しみながら、ゆっくりと石段を上がっていくことができます。

石段を上りきると、一歩境内に入ると静寂に包まれます。思っていたよりも神社の境内はこぢんまりしていましたが、たくさんの観光客が賑わいを見せていましたという参拝者の声もあるように、コンパクトながらも神聖な雰囲気に満ちた空間となっています。

境内からは伊香保温泉街を一望することができ、伊香保神社にお参りして石段上から下を眺めると、眼下に伊香保温泉が広がり、ずいぶん上って来たんだと実感できます。この眺望も参拝の醍醐味の一つです。

境内社と文化的価値

伊香保神社の境内には、八坂神社、八幡宮、稲荷神社といった境内社があります。これらの境内社も合わせて参拝することで、より充実した参拝体験を得ることができます。

また、「万葉歌碑」がありました!伊香保の地を謳った歌碑が刻まれていますなど、文学的な価値も見逃せません。古くから和歌に詠まれてきた伊香保の歴史を感じることができる貴重な文化遺産です。

境内にはとてもかわいい「かえるさん」がいらっしゃいました。左側の子はすごい笑顔で出迎えてくれていますといった、参拝者の心を和ませる要素も点在しており、厳かな雰囲気の中にも親しみやすさを感じることができます。

参拝案内

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伊香保神社は温泉地という特性もあり、多くの観光客が訪れる親しみやすい神社です。参拝に際しては、一般的な神社の作法に従って心を込めてお参りしましょう。

参拝作法とマナー

伊香保神社への参拝は、まず365段の石段を上ることから始まります。石段の上り下りでは、他の参拝者や観光客への配慮を忘れずに、安全に気をつけて進みましょう。

境内に到着したら、手水舎で手と口を清めてから拝殿へ向かいます。参拝は二拝二拍手一拝の基本的な作法で行います。伊香保神社でも大己貴命をお祀りしていることで、縁結びや子宝のご利益があるといわれていますので、特に良縁や家族の幸せを願う方が多く訪れています。

拝殿には、”開運子授”と”えんむすび”の絵馬や”子宝子授御守”も人気です。願いを込めて絵馬を奉納することで、より深い祈りを捧げることができます。

年中行事・季節のイベント

伊香保神社では年間を通じて様々な祭事が行われています。承和2年(835)に名神大社に列せられたのが9月19日であったため、毎年この日に例大祭が行われています。この例大祭は神社の最も重要な祭事の一つです。

季節ごとの見どころも豊富で、伊香保神社から少し奥へ歩くと紅葉の名所として知られる河鹿橋に出られます。新緑も美しく、紅葉時にはライトアップもされるおすすめの散策コースとなっています。

春から夏にかけては新緑が美しく、秋には紅葉が境内を彩ります。冬には雪化粧した境内の静寂な美しさを楽しむことができ、四季を通じて異なる表情を見せてくれる神社です。

御朱印・お守り情報

伊香保神社の御朱印は、平日は、拝殿に書置き有り(300円)。土日祝日は、社務所でも御朱印対応(500円)をしています。伊香保神社の拝殿に書置きがあります。御朱印帳に記帳してほしい場合は、渋川八幡宮でいただくことができます。

渋川八幡宮での御朱印授与については、渋川八幡宮で参拝を済ませれば、伊香保神社の御朱印を授けていただくことが可能です。伊香保神社からは車で15分ほどの所にあります。御朱印の初穂料は同じく300円となっています。

御朱印帳をいただいたら、手作りの栞をいただきましたといった心温まるサービスもあり、参拝の記念をより特別なものにしてくれます。

お守りについては、”子宝子授御守”も人気で、特に子宝を願う参拝者から親しまれています。縁結びや健康長寿など、様々な願いに応じたお守りが用意されています。

アクセス・利用情報

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伊香保神社へのアクセスは、公共交通機関と自家用車の両方で可能ですが、それぞれに特徴があります。参拝計画に応じて最適な方法を選択しましょう。

交通アクセス

電車とバスを利用する場合、渋川駅 バス 25分 伊香保温泉(バス停) 徒歩 8分となります。渋川駅より伊香保温泉行きバス(Suica、PASMO利用可能)に乗り、「伊香保温泉」バス停下車で徒歩10分ほどです。

都心部からの直行アクセスとして、都内から直接向かう場合は、新宿から伊香保温泉行きの高速バスが便利です。所要時間は約2時間半という選択肢もあります。

自家用車でのアクセスは、関越自動車道渋川伊香保ICより約25分となります。ただし、車道は非常に狭く、観光客も多く歩いているので運転に注意が必要です。

足の不自由な方向けのアクセスとして、石段を上がるのが厳しい方は、市営河鹿橋駐車場という無料の駐車場がありますので、そちらに駐車すれば石段を上がらずに徒歩10分ほどのアクセスになります。

拝観時間・料金・駐車場情報

伊香保神社の参拝は基本的に24時間可能ですが、参拝時間:9:00〜17:00が推奨されています。参拝料金は無料です。

駐車場については、駐車場 無料(3台) ※他に石段街周辺に有料駐車場ありとなっています。駐車場(無料、約3台)が境内近くにありますが、台数が限られているため、混雑時は周辺の有料駐車場の利用が必要です。

最寄りの有料駐車場として、一番近い駐車場は「石段アルウィン公園北駐車場」です。普通車24台、軽自動車3台、計27台停めることができます。料金は2時間まで500円、以後1時間ごとに100円です。24時間営業となっています。

その他の駐車場についても、渋川市の観光情報に伊香保の駐車場ガイドがありますので、そちらも参考にしてみてください。特に観光シーズンや休日は混雑が予想されるため、時間に余裕を持った参拝計画をおすすめします。

社務所の連絡先は、伊香保神社社務所 TEL:0279-72-2351 不在時は渋川八幡宮(0279-24-0122)へとなっています。

<住所> 〒377-0102 群馬県渋川市伊香保町伊香保1

参照サイト

・渋川市公式ホームページ:https://www.city.shibukawa.lg.jp/kankou/ikahoonsen/streetsofikaho/p000202.html

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