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武蔵国一宮 氷川女體神社|由緒ある古社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

武蔵国一宮 氷川女體神社|由緒ある古社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

埼玉県さいたま市緑区に鎮座する武蔵国一宮 氷川女體神社は、2000年以上の歴史を誇る武蔵国屈指の古社です。大宮氷川神社の女体社として、古くから多くの人々に崇敬されてきました。見沼の豊かな自然に囲まれた境内では、歴史的な社殿や貴重な文化財に出会うことができます。

武蔵国一宮 氷川女體神社の概要・基本情報

武蔵国一宮 氷川女體神社|由緒ある古社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

武蔵国一宮 氷川女體神社は、稲田姫命(いなだひめのみこと)、三穂津姫命(みほつひめのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)を御祭神として祀る神社です。見沼の谷に突き出した台地上に位置し、暖地性植物が茂る社叢は県の天然記念物や「ふるさとの森」にも指定されています。

歴史と由来

社伝によると、第10代崇神天皇の時代に勧請されたと伝えられています。氷川女體神社の「女體」という名称は、御祭神である稲田姫命に由来しており、日本書紀では須佐之男命がヤマタノオロチ退治の際に助けて妃にした姫とされています。

当社(女體社)と大宮区高鼻町にある大宮氷川神社(男体社)、見沼区中川にある中山神社(王子社)の三社を合わせて、武蔵国一宮と称されていたとも伝えられています。実際に三社は一直線上に配置されており、氷川女體神社の拝殿には武蔵国一宮の扁額が掲げられています。

中世以来、武門の崇敬を集めており、鎌倉北条氏、岩槻太田氏、小田原北条氏などにゆかりある書物や宝物が多く所蔵され、徳川将軍家からも社領50石を寄進されています。天正19年(1591年)には徳川家康より社領50石が寄進され、江戸時代にも篤く保護されました。

祭神とご利益

主祭神の稲田姫命は須佐之男命の妃神であり、大宮の氷川神社を「男体社」とし、それに対し当社は「女体社」にあたります。稲田姫命は夫婦円満や縁結び、家庭円満のご利益があるとされています。

相殿神として祀られる三穂津姫命は豊穣と商売繁盛、大己貴命は縁結びや開運厄除けのご利益で知られています。これらの神々により、家族の幸せや良縁成就を願う多くの参拝者が訪れています。

武蔵国一宮 氷川女體神社の見どころ・特徴

武蔵国一宮 氷川女體神社|由緒ある古社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

武蔵国一宮 氷川女體神社の境内には、歴史を物語る貴重な建造物や豊かな自然が調和して存在しています。特に江戸時代から現存する社殿群は、当時の建築技術の粋を集めた傑作として高く評価されています。

建造物・構造の魅力

本殿は寛文七年(1667)に四代将軍・徳川家綱の命で造営された三間社流造で、平成二十四年(2012)に改修工事が行われ、現在は改修が終わり綺麗な姿を見せています。全体的に紅色に輝く社殿となっていて、女体社らしい社殿と云えるでしょう。

拝殿は江戸時代中期のもので、どことなく柔らかさを感じる拝殿です。木鼻の獅子など彫刻も施されており、拝殿の扁額にも「武蔵國一宮」の文字が刻まれています。

石段があり、その上に朱色の鳥居があります。こうした橋の先に石段・鳥居という構成は江戸時代の頃から変わらず、鳥居の扁額には「武蔵国一宮氷川女體神社」の文字が掲げられています。

自然・景観の美しさ

クス、モチ、シラカシなどの暖地性植物が繁茂している社叢は市指定の天然記念物であり、埼玉県の「ふるさとの森」にも指定されています。境内の杉の木も同様に樹齢300年を超えており、うっそうとした林の中の神社の境内は、鎮守の森の神社というよりも、厳粛なパワースポットのような雰囲気を漂わせています。

見沼代用水西縁に沿って桜並木が続いており、春には美しい桜を楽しみながら参拝することができます。また、境内からは見沼田んぼの田園風景を一望でき、四季折々の自然の移ろいを感じることができます。

埼玉の正倉院と呼ばれる文化財

一般公開はしていませんが、所蔵する文化財が多いことで知られ「埼玉の正倉院」とも呼ばれています。多くの文化財が所蔵されている事から「武蔵野の正倉院」などと称される事もある古社として、学術的にも非常に価値の高い神社です。

これらの文化財には、中世以降に武門から奉納された貴重な書物や宝物が含まれており、当社の長い歴史と格式の高さを物語っています。社殿自体も県指定文化財として保護されており、建築史上においても重要な価値を持っています。

参拝・拝観案内

武蔵国一宮 氷川女體神社|由緒ある古社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

武蔵国一宮 氷川女體神社では、長い歴史に培われた厳粛な雰囲気の中で参拝することができます。古式ゆかしい参拝作法を守り、神聖な空間での時間をお過ごしください。

参拝作法とマナー

神社での参拝は、まず鳥居をくぐる前に一礼することから始まります。参道は中央を避けて歩き、手水舎で身を清めてから拝殿へ向かいましょう。拝殿前では「二拝二拍手一拝」の作法で参拝します。

境内は神聖な場所ですので、大きな声での会話や騒がしい行動は慎み、静寂な雰囲気を保つよう心がけてください。写真撮影を行う際は、他の参拝者の迷惑にならないよう配慮し、社殿内部の撮影は控えるようにしましょう。

年中行事・季節のイベント

7月31日には、罪穢れを移した人形を川に流し、鳥居に設えた大きな輪をくぐることで健康などを祈願する「名越祓え」が行われます。この神事は古くから続く伝統的な行事で、夏の邪気を払い清める重要な祭礼です。

例大祭は10月8日に執り行われ、地域の人々が多数参列して神社の年間で最も重要な祭典が営まれます。この日は特別な神事が執り行われ、氏子や崇敬者による奉納行事も催されます。

春には境内や周辺の桜が美しく咲き誇り、参拝とともに花見を楽しむことができます。また、秋には紅葉が境内を彩り、四季を通じて自然の美しさを感じながら参拝できるのも当社の魅力の一つです。

御朱印・お守り情報

武蔵国一宮 氷川女體神社では、格調高い御朱印をいただくことができます。「武蔵国一宮」の印が押された御朱印は、参拝の記念として多くの方に親しまれています。

お守りについても各種取り揃えており、縁結びや家庭円満、開運厄除けなど、御祭神のご利益にちなんだものが用意されています。特に女体社としての性格から、良縁成就や夫婦円満を願う方に人気があります。詳細については、参拝時に社務所にてお尋ねください。

アクセス・利用情報

武蔵国一宮 氷川女體神社|由緒ある古社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

武蔵国一宮 氷川女體神社は、さいたま市緑区の静かな住宅地に位置しており、見沼の豊かな自然に囲まれた環境にあります。公共交通機関やお車でのアクセスが可能です。

交通アクセス

電車でのアクセスは、最寄駅は東浦和駅となりますが、かなり距離があるため、バスで朝日坂上停留所をご利用いただくのが便利です。JR武蔵野線東浦和駅からバスに乗車し、朝日坂上停留所で下車後、徒歩数分で境内に到着します。

バスの便数は限られているため、事前に時刻表を確認してからお出かけください。また、見沼代用水西縁に沿って散策路が整備されており、自然を楽しみながら徒歩でアクセスすることも可能です。

車でのアクセスの場合は、首都高速埼玉大宮線や東北自動車道からのアクセスが便利です。国道463号線や県道2号線を利用して、見沼田んぼ地域へ向かってください。

<住所> 〒336-0916 埼玉県さいたま市緑区宮本2-17-1

拝観時間・料金・駐車場情報

社務所の営業時間は10:00-16:00で、休業日はなく無休となっています。入場料は無料で、どなたでも自由に参拝することができます。

駐車場はありませんが、近くに公園駐車場があります。見沼氷川公園の駐車場を利用することができますので、お車でお越しの際はこちらをご利用ください。駐車場から境内までは徒歩数分の距離です。

社務所では御朱印の授与やお守りの授与を行っており、クレジットカードや電子マネー・スマートフォン決済は利用できませんので、現金をご用意ください。

参拝の際は、神聖な場所であることを心に留め、静寂な環境を保つようご協力をお願いいたします。また、文化財保護の観点から、建造物への接触や立ち入り禁止区域への侵入はお控えください。

参照サイト

・VISIT SAITAMA CITY:https://visitsaitamacity.jp/spots/22
・埼玉県神社庁:http://saitama-jinjacho.or.jp/shrine/8861/

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