• HOME
  • コラム
  • SPOT
  • 聖神社|由緒ある神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド
聖神社|由緒ある神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

聖神社|由緒ある神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

聖神社は、日本で最初に流通した貨幣である和同開珎の発祥に由来する、極めて歴史的価値の高い神社です。埼玉県秩父市の自然豊かな和銅山の麓に鎮座し、その霊験あらたかな金運のご利益で全国から多くの参拝者が訪れています。

聖神社の概要・基本情報

聖神社|由緒ある神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

聖神社は、1300年以上前の奈良時代に創建された由緒ある神社です。埼玉県秩父市黒谷に鎮座し、西暦708年(慶雲5年)の日本国内初の自然銅発見を機に建立された神社で、この地で発見された和銅が日本初の流通貨幣「和同開珎」誕生のきっかけとなりました。

現在は金運アップの銭神様として広く人気を集め、遠方からも祈願に訪れる人があとを絶たない神社として知られています。境内には直径3メートルの大きな和同開珎のモニュメントが設置され、金運のパワースポットとして多くの参拝者を迎えています。

歴史と由来

慶雲五年(708年)、秩父で見つかった銅が朝廷に献上され、年号が「和銅」に改元されました。この歴史的な出来事が聖神社創建の起源となっています。和銅元年(708年)、朝廷は勅使に雌雄一対の和銅製蜈蚣を持たせ、和銅が発見された和銅山前の祝山に、和銅と和銅製蜈蚣を御神体とした神籬を建て祝典を挙げました。祝典ののち、神籬を現在の地へ遷し、聖神社として神鎮められたと伝えられています。

養老6年(722)11月13日には元明天皇を元明金尊として合祀し、秩父の総社と称されました。聖神社の「聖」という名前には、「この上なく耳聡く口すべらかな」(何をお願いしてもよく聞いてくれお願いを叶えてくれる)神様がいらっしゃるという意味が込められています。

祭神とご利益

聖神社には金山彦命、国常立尊、大日孁貴尊(天照大神)、神日本磐余彦命(神武天皇)の4柱に元明金命(元明天皇)を合祀しています。中でも金山彦命は鉱山の神様として特に重要な意味を持っています。

この和同開珎から、聖神社は金運のご利益があるといわれています。境内には、全国からのお礼の報告があふれており、多い日には1日1000人もの参拝があるほどの人気を集めています。金運アップ、宝くじ当選祈願、商売繁盛などのご利益で知られ、実際に宝くじの高額当選報告も数多く寄せられています。

聖神社の見どころ・特徴

聖神社|由緒ある神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

聖神社の境内は決して大きくはありませんが、歴史的価値と霊験あらたかな雰囲気に満ちています。参拝者は階段を上って鳥居をくぐり、手水舎で清めた後、さらに石段を上がると社殿前に到達します。

建造物・構造の魅力

現在の社殿は文化4年(1807)8月再建のもので、昭和38年(1963)社殿を秩父市中町の今宮神社本殿から移築修築したことにより、旧本殿は脇に移され、大国主命を祀る和銅出雲神社として奉斉されています。社殿は、江戸中期宝永6年(1709)年から7年頃に大宮郷の工匠大曽根与兵衛によって建立されたもので、桃山期の遺風を残した活気と優雅さを思わせる彫刻が施されていて、「聖神社の社殿」として秩父市指定有形文化財に指定されています。

境内には旧本殿を活用した和銅出雲神社もあり、こちらも参拝することができます。江戸時代の優れた建築技術と芸術性を現代に伝える貴重な文化財として価値が高く評価されています。

自然・景観の美しさ

秩父盆地の中央部やや北寄りに聳える簑山から南西にかけて延びた支脈でる和銅山山麓に鎮座し、簑山を水源とする川が流下する社前は和銅沢(旧称銅洗沢)と称されています。この自然豊かな立地が、聖神社の神聖な雰囲気を一層高めています。

聖神社や和銅遺跡の周辺には、和銅採掘に関連した言い伝えや地名が残されており、解説板で案内されています。古の時代に思いを馳せながら、和銅の里の豊かな自然を楽しむことができる貴重なスポットです。

和同開珎ゆかりの文化的価値

聖神社最大の見どころは、拝殿右手には、直径3メートルの巨大な和同開珎のモニュメントが置かれています。このモニュメントは参拝者の目を引く象徴的な存在で、多くの人がここで記念撮影を行います。

御神宝の和銅石二個と、元明天皇御下賜の雌雄一対の銅製蜈蚣は、和同開珎(銅銭)、旧記一巻、聖宮記録等と共に、境内の宝物殿に収納されています。これらの貴重な文化財は、日本の貨幣制度の歴史を物語る第一級の史料として重要な意味を持っています。

参拝・拝観案内

聖神社|由緒ある神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

聖神社は年中無休で開放されており、いつでも参拝することができます。神聖な場所での参拝では、適切な作法とマナーを心がけることで、より深い体験を得ることができるでしょう。

参拝作法とマナー

聖神社での参拝は、「二拝二拍手一拝」で参拝するのが基本的なマナーです。境内に入る前から心身を清め、神様への敬意を示すことが大切です。

鳥居をくぐる際は、境内に入らせていただくという気持ちで一礼してからくぐります。神社は公園などではなく、神さまの居場所であるため、謙虚な気持ちをもつことが重要です。参道の中央は神様の通り道とされているため、左右のどちらかを歩くよう心がけましょう。

手水舎では、手を洗い、口をすすぎます。手や口を洗い清めることは禊を簡略化した儀式で、身も心も清め、清々しい気持ちでお参りください。右手で柄杓を持って左手を清め、次に左手で柄杓を持って右手を清めるのが正しい作法です。

社殿前では帽子やサングラスを取り、基本的には日頃の感謝の気持ちを神様にお伝えするといいですね。神様だって御礼や感謝を伝えられればうれしいはずです。宝くじの高額当選を願う多くの参拝者が訪れますが、まずは日頃の感謝を込めて参拝することが大切です。

年中行事・季節のイベント

聖神社の最も重要な年中行事は、毎年4月13日に斎行される春季大祭(例祭)です。4月13日に春季大祭が斎行され、祭日は旧くは2月13日でしたが、13日とされたのは当神社を祀る旧家が13戸ありそれに由来すると伝えられています。

聖神社例大祭は黒谷の獅子舞が奉納されます。この獅子舞は市指定無形民俗文化財に登録されています。この獅子舞は「黒谷の雨乞ササラ」とも呼ばれ、文化14年(1817年)の年紀を持つ古い記録から雨乞いを目的に奉納されていた歴史ある郷土芸能です。

伝説によると、黒谷の獅子舞は左甚五郎が黒谷の地に立ち寄り、竜頭を刻み聖大明神(聖神社)に奉納したことに始まると言われています。この伝統芸能は現在も黒谷獅子舞保存会によって大切に継承され、青少年や小学生の獅子舞団も後継者育成に取り組んでいます。

御朱印・お守り情報

聖神社の御朱印はセルフサービスで書き置きのものを頂くシステムで、料金箱に500円を入れて頂く形となっています。御朱印と御守りを頂ける時間は、朝から夕方までとのことですので、9時くらいから16時くらいまでを目安に訪れれば大丈夫です。

中央に大きく「聖神社」の文字と社印、右上に「奉拝」の文字、その下に「和銅献上の里」の文字と和同開珎の印、左に日付があります。和同開珎の印が押された特別な御朱印で、金運のご利益を祈願する参拝者に大変人気があります。

境内では金運にちなんだお守りや絵馬も多数販売されており、土日は、宮司さんがいますが、平日はどなたもいない様ですがセルフサービスでの購入が可能です。「宝くじ」などを持参すれば宮司さんが祈願もしてくださるため、土日の参拝もおすすめです。

アクセス・利用情報

聖神社|由緒ある神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

聖神社は秩父の中心部から少し離れた静かな場所に位置していますが、公共交通機関でも自家用車でもアクセスしやすい立地にあります。ただし、人気スポットのため混雑時は注意が必要です。

交通アクセス

電車でのアクセスは、秩父線「和銅黒谷駅」下車、聖神社まで徒歩5分(約400m)と非常に便利です。駅前の道を行くと国道140号線に出ますので、押ボタン信号を渡り左に行きます。社号標石のところを右に曲がるとその先の左側にあります。

和銅黒谷駅は、和銅奉献1300年を記念して2008年に「黒谷駅」から改称されました。木造駅舎の趣のある駅で、ホームにも「和同開珎」のモニュメントがあります。駅自体も和同開珎にちなんだ見どころの一つとなっています。

自動車でのアクセスは、関越自動車道「花園IC」から国道140号線・皆野寄居有料道路経由で約18kmです。和銅黒谷駅前の押ボタン信号より、300mほど北(長瀞・皆野寄り)が入口です。東側(山側)に社号標石や「和銅遺跡」入口の看板があるので、そこの道を入ります。国道から100m弱で、聖神社の駐車場に到着します。

拝観時間・料金・駐車場情報

聖神社の参拝は年中無休で、営業時間は9:00~17:00となっていますが、境内への立ち入り自体は24時間可能です。参拝は無料ですが、御朱印やお守りには別途料金がかかります。

駐車場については、神社前に車10台ぐらい停めれますがいつもいっぱいです。回転は早いですという状況です。最近、聖神社周辺の道路及び駐車場が大変混みあっており、土・日・祝日には渋滞が発生する状況です。近くに臨時駐車場も設けてありますが、駐車スペースの不足が続いておりますため、可能な限り公共交通機関の利用が推奨されています。

神社の手前に臨時駐車場もあるので混んでいる時はそちらを利用した方が無難です。また、聖神社の境内から石段と坂道を下り、駐車場前の道を挟んだ向かいに観光トイレがありますので、参拝時に利用することができます。

周辺には和銅遺跡もあり、聖神社を参拝した足で、1300年前に実際に自然銅が採掘されたという「和銅採掘露天掘跡」へ行ける(徒歩約15分)ため、併せて見学することをおすすめします。

<住所> 〒368-0001 埼玉県秩父市黒谷2191

参照サイト

・秩父市和銅保勝会:https://wadohosyoukai.com/iseki/jinjya/
・秩父観光なび:https://navi.city.chichibu.lg.jp/p_shrine/907/

関連記事一覧