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日光二荒山神社中宮祠|中禅寺湖畔の霊場で男体山信仰の中心地、参拝案内を完全ガイド

日光二荒山神社中宮祠|中禅寺湖畔の霊場で男体山信仰の中心地、参拝案内を完全ガイド

中禅寺湖の北岸、男体山山麓の景勝の地に鎮座する日光二荒山神社中宮祠は、標高2486メートルの男体山を御神体山と仰ぐ霊場として、古くから信仰を集めてきました。本社と奥宮を結ぶ中間点に位置するこの神社は、奥日光における男体山信仰の中心地として重要な役割を担っています。重要文化財に指定された美しい社殿と日本最大級の名刀を収蔵する宝物館で知られ、多くの参拝者や観光客が訪れる奥日光の代表的なパワースポットです。

日光二荒山神社中宮祠の概要・基本情報

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日光二荒山神社中宮祠は、男体山の山頂にある二荒山神社奥宮と、日光山内にある二荒山神社本社の中間にあることから中宮祠と呼ばれています。この独特な配置は、男体山信仰の特色を物語る重要な要素となっています。

歴史と由来

日光二荒山神社は、栃木県日光市にある神社で、日光の氏神神社として古くから地域に根ざした信仰を集めてきました。中宮祠の歴史は、奈良時代後期から平安時代初期にかけて、修験道の祖である勝道上人によって開かれた男体山信仰に始まります。

勝道上人は延暦3年(784年)に男体山の登頂に成功し、山頂に奥宮を創建しました。その後、参拝者の利便性を考慮して、中禅寺湖畔の現在の地に中宮祠が建立されたとされています。この配置により、参拝者は中宮祠から男体山を仰ぎ見ながら祈りを捧げ、体力に自信のある者は奥宮への登拝を行うという、段階的な参拝システムが確立されました。

古くは「日光三社権現」と称され、二荒山神社の境内は東照宮、輪王寺の境内とともに「日光山内」として国の史跡に指定され、「日光の社寺」として世界遺産に登録されています。

祭神とご利益

中宮祠には大己貴命(おおなむちのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)の3神が祀られており、開運と縁結びに御利益があるとされています。

大己貴命は大国主命の別名で、国土開拓や農業、医療の神として広く信仰されています。田心姫命は宗像三女神の一柱で、海上安全や交通安全の神として知られています。味耜高彦根命は雷神・農業神として崇敬され、特に五穀豊穣の御利益があるとされています。

これらの神々の御神徳により、中宮祠では開運招福、縁結び、家内安全、商売繁盛、学業成就など、様々な願いを込めて多くの人々が参拝に訪れています。特に男体山という霊峰を背景とした立地から、強力なパワースポットとしても注目を集めています。

日光二荒山神社中宮祠の見どころ・特徴

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中宮祠は単に参拝するだけでなく、歴史的建造物や貴重な文化財、そして自然の美しさを同時に楽しめる魅力的なスポットです。

重要文化財の建造物群

中宮祠の本殿、唐門、拝殿は、重要文化財に指定されています。これらの建造物は江戸時代の優れた神社建築の特徴を今に伝える貴重な文化遺産です。

本殿は入母屋造りの荘厳な建物で、精巧な彫刻装飾が施されています。唐門は中国風の意匠を取り入れた美しい門で、参拝者を神聖な空間へと導く役割を果たしています。拝殿は参拝者が祈りを捧げる場所として、機能性と美しさを兼ね備えた造りとなっています。

これらの建造物は、日光東照宮や輪王寺と並んで「日光の社寺」として世界遺産に登録されており、その歴史的価値と建築的美しさは国際的にも高く評価されています。

宝物館と日本最大級の名刀コレクション

宝物館には、日本一大きな刀「祢々切丸」をはじめ、男体山出土品、国宝、重要文化財を展示しています。この宝物館は、刀剣愛好家や歴史ファンにとって見逃せない貴重なコレクションを誇っています。

特に有名なのが「祢々切丸(ねねきりまる)」で、全長約4メートルという日本最大級の大太刀として知られています。この刀は平安時代後期の作とされ、その巨大さと美しさで多くの見学者を魅了しています。

また、男体山の山頂から出土した古代の奉納品や、歴代の武将から奉納された刀剣類など、貴重な文化財が多数展示されています。これらの展示品を通じて、古代から現代まで続く男体山信仰の歴史と、日本の刀剣文化の奥深さを学ぶことができます。

中禅寺湖と男体山を望む絶景

中宮祠の大きな魅力の一つは、その立地の素晴らしさです。神社からは中禅寺湖の美しい湖面と、背後にそびえる雄大な男体山の姿を同時に眺めることができます。

特に朝早い時間帯や夕暮れ時には、湖面に映る男体山のシルエットが幻想的な美しさを見せ、多くの写真愛好家や観光客がその絶景を求めて訪れます。四季折々に表情を変える景色は、春の新緑、夏の深緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、それぞれ異なる魅力を持っています。

日光国立公園の中枢をなす日光連山をはじめ、華厳滝、いろは坂など、境内は3400ヘクタールにおよびます。この広大な境内は、単なる神社を超えた自然と一体となった聖域として、訪れる人々に深い感動を与えています。

参拝・拝観案内

日光二荒山神社中宮祠|中禅寺湖畔の霊場で男体山信仰の中心地、参拝案内を完全ガイド

中宮祠への参拝は一年を通して可能ですが、季節によって開館時間や楽しみ方が異なります。適切な参拝マナーを心得て、この神聖な場所での時間を有意義に過ごしましょう。

参拝作法とマナー

中宮祠での参拝は、一般的な神社参拝の作法に従って行います。まず鳥居をくぐる際は軽く一礼し、参道は中央を避けて歩きます。手水舎で手と口を清めてから、拝殿へと向かいます。

拝殿での参拝は「二拝二拍手一拝」の作法で行います。まず深く二回お辞儀をし、胸の前で二回拍手を打ち、最後に深く一礼します。願い事がある場合は、拍手の後、心の中で静かにお祈りを捧げてから最後の一礼を行います。

参拝時は、神聖な場所であることを念頭に置き、大声での会話や携帯電話の使用は控えるよう心がけましょう。また、写真撮影は境内では一般的に許可されていますが、本殿内や宝物館内での撮影は禁止されている場合が多いため、事前に確認することが大切です。

男体山登拝の案内

中宮祠の特色の一つは、本殿右側にある男体山山頂奥宮への登拝門です。ここから男体山に登ることができ、山頂の奥宮を参拝することが可能です。

男体山登拝は例年5月5日から10月25日まで可能で、登拝受付は中宮祠で行います。登拝料は大人1000円、小人500円です。登山道は往復約8時間の本格的な登山コースとなっており、相応の体力と装備が必要です。

登山前には必ず天候を確認し、適切な登山装備を準備してください。また、登山届の提出や安全対策についても事前に確認しておくことをお勧めします。山頂からの景色は絶景で、中禅寺湖や関東平野を一望することができます。

宝物館拝観のポイント

宝物館は夏季(4月~10月)が8時30分から16時30分、冬季(11月~3月)が9時30分から15時30分まで開館しています。入館受付は閉館の30分前までとなっています。

拝観料は大人1000円、小中学生300円で、10名以上の団体の場合は割引があります。宝物館では「祢々切丸」をはじめとする貴重な刀剣類や、男体山からの出土品、国宝・重要文化財を見ることができます。

展示内容は時期によって変更される場合があり、特別展が開催されることもあります。また、火曜日と水曜日が休館日となっていますが、祝日の場合は翌日が休館日となりますので、訪問前に最新の開館情報を確認することをお勧めします。

アクセス・利用情報

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中宮祠へのアクセスは公共交通機関と自家用車の両方が利用可能です。奥日光という立地上、事前の交通手段の確認が重要です。

交通アクセス

公共交通機関を利用する場合、JR日光線・東武日光線の日光駅が最寄りの鉄道駅となります。日光駅からは東武バスの「湯元温泉行き」に乗車し、「二荒山神社中宮祠」バス停で下車します。所要時間は約50分です。また、「中禅寺温泉行き」のバスを利用し終点で下車後、徒歩約15分でも到達できます。

自家用車の場合は、日光宇都宮道路の清滝インターチェンジから、いろは坂経由で約15キロメートル、約30分の道のりです。いろは坂は急カーブが連続する山道のため、運転には十分注意が必要です。特に紅葉シーズンや観光シーズンは渋滞が発生しやすいため、時間に余裕を持った計画をお勧めします。

開館時間・料金・駐車場情報

境内への参拝は年中無休で可能ですが、宝物館の開館時間は季節によって異なります。夏季(4月~10月)は8時30分から16時30分、冬季(11月~3月)は9時30分から15時30分となっています。

宝物館の拝観料は大人1000円、小中学生300円です。10名以上の団体利用の場合は大人800円、小中学生200円の団体割引が適用されます。

駐車場は神社に隣接して約20台分の無料駐車場が用意されています。観光シーズンや休日は満車になることがあるため、早めの到着をお勧めします。また、中禅寺湖畔には有料駐車場も複数ありますので、混雑時はそちらの利用も検討してください。

クレジットカードや電子マネーの使用はできませんので、現金を準備してお越しください。また、Wi-Fiサービスや電源コンセントの提供はありませんが、美しい自然環境の中でデジタルデトックスを楽しむのも中宮祠参拝の醍醐味の一つです。

<住所> 〒321-1661 栃木県日光市中宮祠2484

参照サイト

・日光二荒山神社:http://www.futarasan.jp/

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