
滝尾神社|日光二荒山神社別宮の隠れたパワースポットと見どころ、参拝案内を完全ガイド
栃木県日光市に鎮座する滝尾神社は、二荒山神社の別宮として古くから信仰を集める隠れたパワースポットです。日光東照宮の賑わいとは対照的に、深い森の中に佇む静寂な神域で、運試しの鳥居や縁結びの笹、樹齢300年の御神木など数々の見どころが参拝者を迎えます。
滝尾神社の概要・基本情報
滝尾神社は、二荒山神社本社の西に約1キロ、生い茂る木々の中に立つ二荒山神社の別宮で、二荒山神社の主祭神、大己貴命(おおなむちのみこと)の妃神(きしん)・田心姫命(たごりひめのみこと)がまつられています。正式名称は「二荒山神社別宮滝尾神社」で、地元では「たきのおじんじゃ」と親しまれています。
歴史と由来
弘仁11年(820)弘法大師により創建されました。この神社は女峰山(標高2,483メートル)を神体山として遥拝する神社として建立されました。以前は「女体中宮」と称されて、本宮、新宮(二荒山神社)とともに日光三社と呼ばれていました。
弘法大師が、女峰山に滝尾権現を建立し、女峰山を拝むために造られた神社として伝わります。また、日光二荒山神社の別宮、本宮、新宮とともに日光三社権現の一つとして、日光の信仰の中核を担ってきました。
祭神とご利益
滝尾神社の主祭神は田心姫命(たごりひめのみこと)で、二荒山神社の主祭神、大己貴命(おおなむちのみこと)の妃神、水の神様として祀られています。田心姫命は水の女神として知られ、縁結び、子宝、安産などのご利益があるとされています。
本殿裏には「三本杉」の巨木が立ち石鳥居や石灯籠を建てて石柵を巡らした一画があり、ここが田心姫命の降臨したところと伝えられており神聖な雰囲気が漂います。この場所は滝尾神社の中でも最も神聖な空間とされ、多くの参拝者が訪れます。
滝尾神社の見どころ・特徴
滝尾神社の境内には、歴史ある建造物から自然の美しさまで、多彩な見どころが点在しています。二荒山神社の別宮として格式高い佇まいを見せながら、山深い立地ならではの神秘的な雰囲気を醸し出しています。
建造物・構造の魅力
別宮滝尾神社本殿(三間社流造 銅瓦葺)、別宮滝尾神社唐門(一間一戸平唐門 銅瓦葺)、別宮滝尾神社拝殿(三間×三間 入母屋造 銅瓦葺)、別宮滝尾神社楼門(三間一戸楼門 銅瓦葺)、別宮滝尾神社鳥居(石造明神鳥居 3基)が国の重要文化財に指定されています。
本殿は三間社流れ造り唐門は二脚平唐門、総漆塗り、極彩色、この建物は正徳三年(一七一三年)に建て替えられたもので、周りの玉垣石畳もその時設けられました。特に注目すべきは、ご神体山の女峰山を遥かに拝むように本殿の裏壁には扉が付けられた造りになっていて全国でもたいへん珍しい構造です。
境内の石畳や石段は江戸時代の面影を今に伝え、訪れる人々を神域へと誘います。楼門をくぐると現れる本殿の美しい朱塗りと極彩色の装飾は、深い森の緑と見事なコントラストを描いています。
自然・景観の美しさ
滝尾神社は豊かな自然に囲まれた山間の神社として、四季折々の美しい風景を楽しむことができます。境内を覆う杉の巨木群は、神域としての厳かな雰囲気を演出しています。
特に境内奥にある御神木は圧巻の存在感を放ちます。御神木の3本の杉が並んでいて「滝尾三本杉」と呼ばれています。今の杉は2代目だそうで、樹齢250年〜300年のもの。驚くのは、300年も前に倒れた先代の御神木がそのままに苔むしていること。この光景は、長い年月をかけて自然と神が一体化している様子を物語っています。
秋には紅葉が美しく、冬には雪化粧した境内が幻想的な雰囲気を醸し出します。訪れる季節によって異なる表情を見せる自然美も、滝尾神社の大きな魅力の一つです。
白糸の滝と弘法大師の修行地
神社入口のすぐ左には「白糸の滝」があり、参拝者を迎える最初の見どころとなっています。天狗沢にかかる名瀑。高さ約10m。弘法大師修行の場と伝えられています。
天狗沢にかかる名瀑、高さ約十メートル、弘法大師修行の場と伝えられる。文明十八年(一四八六)京都聖護院の道興准后が日光を訪れ、その時の紀行文「廻国雑記」に左の和歌が詠まれている。世々を経て 結ぶ契りの 末なれや この滝壺の たきの白糸という歌が残されており、古くから多くの人々に愛されてきた名所であることがうかがえます。
この白糸の滝は滝尾神社の名前の由来ともなっており、弘法大師空海が修行を行ったとされる神聖な場所として、現在でも多くの参拝者が手を合わせています。滝の清らかな水音は、参拝者の心を清め、神域への準備を整えてくれます。
参拝・拝観案内
滝尾神社での参拝は、深い森の中の神聖な空間で心を落ち着けて行うことができます。日光東照宮などの賑やかな観光地とは異なり、静寂に包まれた環境で、ゆっくりと神様と向き合える貴重な体験が待っています。
参拝作法とマナー
滝尾神社では一般的な神社の参拝作法に従って参拝を行います。まず鳥居をくぐる前に一礼し、参道の中央を避けて歩きます。手水舎で手と口を清めてから拝殿へ向かい、二拝二拍手一拝の作法でお参りします。
参拝の際は、山間の神社であることを念頭に置き、自然環境を大切にする気持ちを持つことが重要です。境内は神聖な場所であるため、大きな声での会話は控え、静かに参拝することを心がけましょう。
また、滝尾神社までの参道は石畳の山道となっているため、歩きやすい靴を着用し、十分な時間的余裕を持って参拝することをおすすめします。
運試しの鳥居と縁結びの笹
滝尾神社の名物の一つが「運試しの鳥居」です。鳥居の小さな穴に石を3回投げひとつでも穴を通ったら良いことがあるといわれる「運試しの鳥居」として親しまれています。
小石を3つ投げ、鳥居の額の真ん中にある丸い穴を通る数で運を試すと言いますが、これがなかなか難しい!穴を1つでも通れば、かなりラッキーだと思ってください。多くの参拝者がチャレンジするこの運試しは、滝尾神社ならではの楽しみ方として人気を集めています。
境内には「縁結びの笹」もあり、笹に願を込めると縁が結ばれるといわれる「縁結びの笹」として、良縁を求める人々が訪れています。田心姫命が縁結びの神様として信仰されていることから、特に女性の参拝者に人気のスポットとなっています。
御神木「滝尾三本杉」とパワースポット
滝尾神社境内で最も神聖な場所であると言われています。石垣内の3本の杉の前に立つと、確かに空気が澄んでいるのに温かみを感じます、これがパワーでしょうか。滝尾三本杉は、滝尾神社で最も強いパワーを持つとされる場所です。
境内には他にも数々のパワースポットが点在しています。子宝に恵まれ安産になるという「子種石」は、安産や子授けを願う人々に人気があります。また、「酒の泉」と呼ばれる清水が湧き出る場所もあり、昔から霊水として大切にされています。
酒の泉の奥には、子宝が授かると言われている「子種石」があります。安産にもご利益があるそうで、石垣に囲まれた大石には手が届かないはずなのにさまざまな石が乗っています。これらのパワースポットを巡ることで、様々なご利益を授かることができるとされています。
アクセス・利用情報
滝尾神社へのアクセスには、徒歩と車の2つの方法があります。それぞれに特徴があるため、体力や時間に応じて選択することをおすすめします。
交通アクセス
滝尾神社へは、日光東照宮や二荒山神社から徒歩でアクセスする方法と、車でアクセスする方法があります。
徒歩の場合、場所は、東照宮や二荒山神社の敷地の右手から歩いて30分ほどの山の中となります。日光二荒山神社の境内から史跡探勝路に入り、石畳の参道を歩いて向かいます。途中には白糸の滝や各種史跡を見学しながら進むことができ、参拝への気持ちを高めることができます。
車の場合は、神社のすぐそばに駐車場がありますが、道が狭く車のすれ違いが難しいので、運転に自信のない方はご利益を求めて歩いて行ってくださいとの注意が必要です。宇都宮市から日光街道119号線を北に進み、日光市街地を抜けて、大谷川を渡ったら右に曲がり県道247号線を進んで橋の手前を川沿いに北に進みます。車幅くらいしかない狭い道を進んで瀧尾高徳水神社の前の駐車場に車をとめて、滝尾神社の階段を上っていきます。
公共交通機関を利用する場合は、JR日光駅または東武日光駅から東武バスで「神橋」バス停下車後、徒歩で向かうことになります。
拝観時間・料金・駐車場情報
拝観料:無料 拝観時間:決まってないとなっており、滝尾神社は24時間参拝可能です。ただし、山間の神社のため、安全面を考慮して明るい時間帯での参拝をおすすめします。
駐車場については、神社近くに無料の駐車場が数台分用意されていますが、駐車場:近隣利用という状況で、台数が限られています。また、駐車場までの道路が非常に狭いため、大型車でのアクセスは困難です。
参拝の際の注意点として、バス停から滝野神社までの道は、舗装された道路ではありません。スニーカー等の山道を歩きやすい靴、服装でお出かけください。歩きやすい服装と靴での参拝を強く推奨します。
また、瀧尾神社周辺は山の中なので、トイレがありません。参拝へ行く前に東照宮や二荒山神社周辺でトイレへ行っていくことをオススメします!事前にトイレを済ませておくことも大切な準備の一つです。
<住所> 〒321-1431 栃木県日光市山内2310-1
参照サイト
・滝尾神社|体験・観光スポット – 日光市:https://www.nikko-kankou.org/spot/24