【濱文様】横浜捺染の心躍る色使いのアイテムたち
濱文様は、横浜を拠点とする生地のデザインブランドです。創業120年の歴史がありながらも、常に新しい感性を大切にした遊び心あふれるデザインを大切にしています。
濱文様の魅力をご紹介します。
濱文様とは
濱文様は、伝統的な染色技術の「横浜捺染(よこはまなっせん)」を取り入れた商品を製造・販売する企業です。横浜捺染は独特の鮮やかな色彩と繊細な模様が特徴で、主に浴衣や手ぬぐいなどに用いられ、日本の伝統的な染色方法として親しまれています。
濱文様では、伝統技術を守りながらも、現代のファッションやライフスタイルに合わせた製品を取り揃えています。手ぬぐいや風呂敷などの日本の文化を象徴するアイテムはもちろん、雑貨や文房具まで幅広く展開しています。
横浜捺染
濱文様が取り入れている横浜捺染は、横浜市で発展した伝統的な染色技法で、和装品や服地に用いられています。捺染とは布地に染料を直接押し付けて模様を染める技術のこと。横浜は江戸時代末期から明治時代にかけて、輸出向けの高品質な捺染製品の生産地として栄えました。
横浜捺染の特徴は、繊細で鮮やかな色彩表現。多色使いや微細な柄を表現するために、手彫りの型紙を使用し、手作業で丁寧に染め上げます。染料がしっかりと布地に定着し、色落ちしにくいのも強みです。
また、横浜捺染はスカーフや洋装にも利用され、国内外で高く評価されています。
生地へのこだわり
濱文様は、生地に天然の木綿を使用。肌触りの良さと吸湿性の高さが特徴です。さらに染色で鮮やかに発色し、繊細な模様を美しく映し出します。
さらに、木綿は強度と耐久性にも優れており、長く使用しても風合いが落ちにくいのが特徴です。特に手ぬぐいをはじめとする日常使いのアイテムは、洗うたびに柔らかさが増し、肌に馴染んでいき、使い心地が増すでしょう。
おすすめ商品
濱文様の商品は色鮮やかなデザインが特徴です。季節感のある模様や動物、食べ物などが愛くるしく描かれているアイテムも。
濱文様のおすすめ商品を4つご紹介します。
てぬぐい
横浜伝統の型染め手法である「捺染(なっせん)」で染め上げた、色あざやかな配色と多彩な柄が特徴です。
手や身体をふく、贈り物を包む、額に入れて飾るなどさまざまなシーンで活躍します。
絵手ぬぐい
絵てぬぐいは、デザイン性の高さからインテリアとしても価値の高いアイテムです。
横浜捺染の染色を生かし、日本の四季が色鮮やかに表現されています。季節ごとに新作が発表され、プレゼントとしても人気の商品です。
金封
横浜捺染で染色したハンカチからできた金封です。金封として利用後は、ハンカチとして使えます。「お祝いの気持ちを、少しでも長く生活の中に留められるように」という思いで作られたアイテムです。デザインされた七宝模様には「円満・ご縁・調和」の意味が込められています。
例えば、弓矢の羽模様は「的を射抜く」ことから合格祈願や目的成就などに適した模様です。出産祝いに送る場合はたくましい成長を願い、身を守る道具、お守りの意味も果たします。
伝統的な和模様が横浜捺染の鮮やかな色彩で描かれることで、ポップで可愛くなり、そばに置いておきたいデザインになります。
エチケットミラー
手拭いカバーがついた、コンパクトミラーです。2つ折になっており、開くと小さな鏡とメイク直し用の綿棒などが入る小さなポケットが付いています。カバンに入れられる小さなサイズなので、サっと鏡を使いたい時に便利です。
こちらは春をイメージしてデザインされた手ぬぐいが使用されたエチケットミラー。進学・進級祝いなども贈り物としても喜ばれるでしょう。
まとめ
濱文様のてぬぐいから生まれた「てぬぐい本」は、2007年グッドデザイン賞/グッドデザイン中小企業特別賞を受賞し、手ぬぐいの新しい形を提案しました。また、ニューヨーク近代美術館「MoMA Design StoreのDestination Japan展」への展示、フランスのメゾンエオブジェ展への選考出品など海外でも認知されています。
伝統技術をモダンなデザインに昇華している濱文様。見るだけで心が踊るデザインのアイテムを、生活に取り入れてみませんか。