
進雄神社|群馬県高崎市の由緒ある古社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド
群馬県高崎市に鎮座する進雄神社は、平安時代から1150年以上の歴史を誇る由緒ある古社です。戦国武将たちが戦勝を祈願し、現在も厄除けや健康守護で多くの参拝者に親しまれています。境内には美しい白クジャクが飼育され、四季折々の自然とともに心安らぐ空間を演出しています。
進雄神社の概要・基本情報
進雄神社は群馬県高崎市柴崎町に位置する神社で、正式名称を「進雄神社(すさのおじんじゃ)」と称します。旧社格は郷社であり、地域の人々から「八百萬乃願叶之宮」の愛称で親しまれています。広大な境内には本殿をはじめとする諸建造物が整然と配置され、豊かな自然環境の中で静寂な参拝空間を提供しています。
歴史と由来
進雄神社の創建は平安時代の貞観11年(869年)にさかのぼります。当時、全国的に疫病が蔓延していた折、清和天皇の勅命により国家安泰と病気平癒を祈願して、尾張国海部郡津島(現在の愛知県津島市)の津島牛頭天王社(現在の津島神社)から分霊を勧請したのが始まりとされています。
神社の歴史において特筆すべきは、源頼義との深い関わりです。天喜5年(1057年)、前九年の役で奥州征討に向かう源頼義は当社で戦勝を祈願し、見事に願いを成就させました。この功徳に感謝した源頼義は凱旋後に社殿を修造し、社領を寄進したと伝えられています。
戦国時代には武田氏、上杉氏、後北条氏といった名だたる戦国大名たちが進雄神社を崇敬し、戦勝祈願や社領の安堵を行いました。江戸時代に入ると、徳川幕府第3代将軍家光から朱印地30石が寄進され、幕府の庇護を受けていました。
明治維新後の神仏分離政策により、それまで神仏習合の色彩が濃い牛頭天王を祭神としていましたが、速須佐之男命に変更され、社号も「天王宮」から現在の「進雄神社」へと改称されました。昭和6年には郷社に列格し、現在に至っています。
祭神とご利益
進雄神社の主祭神は速須佐之男命(ハヤスサノオノミコト)です。速須佐之男命は日本神話において、天照大神の弟神として知られ、八岐大蛇を退治した勇猛な神として崇敬されています。また、疫病退散や災難除けの神としての信仰も厚く、古来より人々の健康と安全を守る神として親しまれてきました。
進雄神社のご利益は多岐にわたります。主なものとして病気平癒、健康守護、厄除け、交通安全、安産、合格祈願、商売繁盛などがあります。特に健康と厄除けに関するご神徳が厚いとされ、県内外から多くの参拝者が訪れています。また、結婚式も執り行われており、人生の節目における重要な祈願の場としても親しまれています。
進雄神社の見どころ・特徴
進雄神社は単なる参拝の場にとどまらず、歴史的建造物と豊かな自然が調和した魅力的な空間として多くの見どころを有しています。平成4年に鎮座1020年を記念して行われた社殿の造営と境内整備により、現在の美しい姿が完成しました。
建造物・境内の魅力
境内に入ると、まず目を引くのは立派な赤い鳥居です。道路に面して建つこの大鳥居をくぐると、広々とした参道が続きます。参道を進むと木製の鳥居があり、「郷社 進雄神社」と刻まれた社号標が参拝者を迎えます。
拝殿は銅板葺きの入母屋造りで、威厳ある佇まいを見せています。後方に位置する本殿は流造りの美しい建築様式を採用しており、平成4年の造営により現代的な技術と伝統的な意匠が見事に調和しています。
境内右手には神楽殿が配置され、左手には社務所が建っています。参道途中には手水舎があり、参拝前の身心の清めを行うことができます。また、御神木をはじめとする樹木が境内を包み込み、都市部にありながら静寂で神聖な雰囲気を醸し出しています。
境内には池もあり、橋を渡って社殿へと向かう設計となっています。この池と橋の組み合わせは、俗世から聖域への移行を象徴的に表現しており、参拝者の心を自然と敬虔な気持ちへと導いています。
神苑の白クジャクと動物たち
進雄神社の大きな魅力の一つが、境内で飼育されている美しい白クジャクです。神苑には白色と緑色のクジャクが飼育されており、参拝者の目を楽しませています。特に白クジャクは珍しく、羽を広げた姿は神々しさを感じさせます。この白クジャクは進雄神社のシンボル的存在となっており、オリジナルの御朱印帳にもその美しい姿がデザインされています。
クジャク以外にも様々な鳥類が飼育されており、参拝と併せて小さな動物園のような楽しみを味わうことができます。これらの動物たちは境内の穏やかな雰囲気づくりに一役買っており、特に子供連れの家族には人気のスポットとなっています。
季節の美しさと桜の名所
進雄神社は四季を通じて美しい自然を楽しむことができる場所です。春には境内の桜が美しく咲き誇り、桜の名所として地元の人々に親しまれています。満開の桜と歴史ある社殿の組み合わせは、まさに日本の美を体現した光景といえるでしょう。
夏には緑豊かな境内が涼やかな木陰を提供し、秋には紅葉が境内を彩ります。冬の静寂な雰囲気もまた格別で、雪化粧した境内は神聖さを一層際立たせます。このように、進雄神社は季節ごとに異なる表情を見せ、何度訪れても新しい発見があるスポットです。
参拝・拝観案内
進雄神社では日々多くの参拝者を迎え入れており、様々な祈願に対応した丁寧な対応を心がけています。千年以上の歴史を持つ古社として、伝統的な参拝作法を大切にしながらも、現代の参拝者にとって親しみやすい環境づくりに努めています。
参拝作法とマナー
進雄神社での参拝は、一般的な神社と同様の作法で行います。まず、鳥居をくぐる際は軽く一礼し、参道は中央を避けて歩きます。手水舎では左手、右手、口の順に清め、身心を浄めてから拝殿へ向かいます。
拝殿前では「二拝二拍手一拝」の作法で参拝します。深く二回礼をし、胸の前で二回拍手を打ち、最後にもう一度深く礼をします。この際、速須佐之男命への感謝の気持ちと願いを込めて、心静かに祈りを捧げてください。
境内では写真撮影が可能ですが、他の参拝者の迷惑にならないよう配慮が必要です。また、白クジャクなどの動物たちは見学できますが、餌を与えたり驚かせたりしないよう注意しましょう。
年中行事・祭礼
進雄神社では年間を通じて様々な祭礼や行事が執り行われています。正月期間中は新年特別祈祷が行われ、多くの初詣客で賑わいます。新年特別祈祷は1月10日まで実施され、朝8時から開始されます。
春の例大祭をはじめ、季節ごとの祭礼では地域の人々との結びつきを深める行事が開催されます。また、七五三の季節には多くの家族連れが訪れ、子供たちの健やかな成長を祈願します。
その他、厄払い、初宮参り、交通安全祈願、病気平癒祈願など、人生の様々な節目における祈祷も随時受け付けています。祈祷については事前に連絡することをお勧めします。
御朱印・お守り情報
進雄神社では美しい御朱印を授与しています。御朱印の印章にはヤマタノオロチを退治する速須佐之男命の姿が描かれており、神話の一場面を表現した力強いデザインとなっています。
オリジナルの御朱印帳は白クジャクが羽を広げた神々しいデザインで、境内で飼育されている白クジャクをモチーフとしています。この御朱印帳は進雄神社ならではの記念品として人気があります。
お守りについては、健康守護や厄除けを中心とした各種お守りを授与しています。また、「上州神社巡拝~神玉巡り~」の一環として、進雄神社オリジナルの神玉も授与されており、白クジャクが羽を広げた姿が描かれています。
アクセス・利用情報
進雄神社は群馬県高崎市の市街地からもアクセスしやすい立地にあり、公共交通機関と自家用車の両方でお越しいただけます。広い駐車場も完備されているため、遠方からの参拝にも便利です。
交通アクセス
電車でのアクセスは、JR各線倉賀野駅からが最も便利です。倉賀野駅から車で約8分の距離にあります。また、高崎駅からは高崎市循環バス「ぐるりん」の群馬の森線を利用することも可能です。高崎駅東口から中居団地・群馬の森コース下り経由で約10分、「中居町二丁目」停留所で下車後、徒歩約4分となります。
自家用車でのアクセスは、関越自動車道の高崎インターチェンジまたは玉村インターチェンジから約15分です。国道354号線(高崎第二バイパス)からアクセスしやすく、分かりやすい立地にあります。
参拝時間・駐車場情報
進雄神社の境内は基本的に自由参拝が可能です。社務所の受付時間は午前9時から午後5時までとなっており、この時間内であれば御朱印やお守りの授与、祈祷の受付が可能です。
駐車場は境内に隣接して大規模な無料駐車場が完備されており、150台の駐車が可能です。大型車両の駐車にも対応しているため、団体での参拝にも便利です。駐車場は参道入口横に位置しており、参拝に非常に便利な立地となっています。
初詣などの混雑時期には駐車場が満車となる場合がありますので、時間に余裕を持ってお越しいただくことをお勧めします。
<住所> 〒370-0035 群馬県高崎市柴崎町801
参照サイト
・進雄神社 公式ホームページ:https://susanoo.ne.jp/