
九頭龍神社(箱根町)|芦ノ湖の神秘的なパワースポットと龍神信仰の歴史を完全ガイド
神奈川県箱根町の芦ノ湖畔に鎮座する九頭龍神社は、縁結びと金運守護で知られる神秘的なパワースポットです。毒龍を改心させた万巻上人の伝説から始まる長い歴史を持ち、毎月13日の月次祭には全国から多くの参拝者が訪れます。本宮と新宮という二つの形で龍神様をお祀りし、芦ノ湖の美しい自然に囲まれた神聖な空間で心身を清めることができます。
九頭龍神社(箱根町)の概要・基本情報
九頭龍神社は、芦ノ湖の守護神として司ってこられた「九頭龍神」をお祀りする神社で、箱根神社の境外社として位置づけられています。現在は本宮と新宮の二か所に分かれており、どちらも同じ九頭龍大神が祀られています。
歴史と由来
九頭龍神社の起源は奈良時代にさかのぼります。大昔、箱根に修行に来ていた萬巻上人(箱根神社の社殿を建立した高僧)は、芦ノ湖に棲む毒龍が里人たちを苦しめていることを知り、湖畔近くの小さな岩場・龍が島に壇を築き大般若波羅密多経を唱えて毒龍を調伏。改心した毒龍の化身は、芦ノ湖の主・龍神として湖畔近くの森に祀られました。
当時、芦ノ湖が万字池と呼ばれていた頃、池には九頭の毒龍がすみついており、村人を苦しめていました。箱根神社の祖である万巻上人が法力を持って毒龍を調伏し、改心した龍神として祀ったことが九頭龍神社の始まりとされています。757年、箱根神社に続き、九頭龍誕生ゆかりの聖地・芦ノ湖心のほとりに、九頭龍神社(本宮)は建立されました。
祭神とご利益
九頭龍神社の御祭神は九頭龍大神です。水の神様として崇められ、金運、開運、商売繁盛、縁結びにご利益がある龍神様として多くの参拝者を集めています。特に近年は「縁結び」の神社として女性に人気となっており、良縁祈願を求める参拝者が後を絶ちません。
「水、そして良縁の神」として、里人のみならず多くの方が訪れる霊験あらたかな場所として親しまれています。
九頭龍神社(箱根町)の見どころ・特徴
九頭龍神社の最大の特徴は、芦ノ湖という美しい自然環境の中に鎮座していることです。本宮は森深い湖畔に、新宮は箱根神社の境内に建立されており、それぞれ異なる魅力を持っています。
芦ノ湖畔の神秘的な立地
箱根山の芦ノ湖東側の湖上に、見える小さな鳥居。目前に森が広がるこの場所に芦ノ湖の神「九頭龍」が祀られています。本宮は芦ノ湖の北側の森深くに位置し、セラピーロードと名付けられた小径は神社まで続き、目一杯芦ノ湖の自然を楽しむことができます。
芦ノ湖畔の森にたたずむ九頭龍神社。本宮は若い女性を中心に多くの人が訪れるパワースポットです。普段は静寂に包まれた森の中にひっそりと佇む神秘的な空間で、自然の力を感じながら参拝することができます。
本宮と新宮の違いと特徴
九頭龍神社には本宮と新宮があり、それぞれ異なる特徴を持っています。芦ノ湖畔九頭龍大神誕生の聖地に鎮座する「九頭龍神社(本宮)」と、後年、湖水祭斎場の聖地たる箱根神社御社殿横に建立鎮祭された「九頭龍神社(新宮)」があります。
本宮は毎月13日に月次祭が行われ、新宮では毎月15日に月次祭が開催されます。2000年辰年元旦には、参拝が困難な本宮より楽にお参りができ、箱根神社との両社参りもすぐできるお社として、九頭龍神社(新宮)が建立されました。
龍神水と霊験あらたかなスポット
新宮の前には霊水「龍神水」が湧き出していて汲む事ができます。この龍神水は「龍神水を手のひらに受け、口をすすげば、一切の不浄を洗い清める霊水」といわれています。
また、新宮にはその隣には、「成就水盤」が配されていました。お札所で授与されている「誓願符」に願いと誓いを込め、この成就水盤の龍神水で流すことで九頭龍大神に誓願しますという特別な参拝方法もあります。
本宮周辺には珍しい白い鳥居とお社の「白龍神社」は、昨今人気上昇中の神社です。御祭神・白龍大神をお祀りする社で、九頭龍神社本宮にも程近い湖岸に位置しますがあり、こちらも合わせて参拝する方が多くなっています。
参拝案内
九頭龍神社は本宮と新宮の二か所に分かれており、参拝方法やアクセスがそれぞれ異なります。神聖な神社での参拝にあたり、適切な作法を身につけて心を込めてお参りしましょう。
参拝作法とマナー
九頭龍神社での参拝は、一般的な神社参拝の作法に従って行います。まず手水舎で心身を清め、軽く一礼してから本殿に向かいます。参拝の際は二拝二拍手一拝の作法で心を込めてお祈りし、感謝の気持ちと願いを九頭龍大神にお伝えします。
新宮では特別な参拝方法があります。九頭龍の大神様への「誓願」は、九頭龍神社新宮前、龍神水の隣に設けられた「成就水盤」で!最初に「誓願符」に自身の願い事を記します。次に、その願い事が成就するために自分が成すべき事を誓う「起請文(誓約文)」を続けて書いて、日付と氏名を記したら、「成就盤」に流します。
良縁祈願をする方は、ぜひ九頭龍神社と箱根神社との両方を巡る「両社参り」にもチャレンジしてみて。箱根神社と九頭龍神社の両社を参拝することで、より大きなご利益をいただくことができるとされています。
月次祭と年中行事
九頭龍神社では定期的に重要な祭典が執り行われます。毎月13日に月次祭が執り行われ、毎年6月13日に例祭が斎行されています。本宮では毎月13日の午前10:00に斎行致しますが、新宮では毎月15日に月次祭が行われます。
毎月13日午前10時から月次祭[つきなみさい]が行われ、たくさんの参列者で賑わいます。良縁祈願で女性に大変人気のあるスポットとして、参列者の八割が女性だとか。月次祭では祭典でお供えされたするめ・卵の四品が、各々九度に分けて湖中の九頭龍大神に献供される「湖水神事」が執り行われます。
その他の重要な年中行事として、1月13日新年祭、6月13日例祭、8月4日湖尻龍神祭などがあります。また、毎年7月31日の夕刻には、箱根神社例大祭の湖水祭も執り行われ、芦ノ湖上で神秘的な神事が行われます。
御朱印・お守り情報
九頭龍神社の御朱印やお守りは、箱根神社・箱根元宮・九頭龍神社三社の御守と御神印は、常時、箱根神社でお頒ちしております。本宮では神職が常駐していないため、御神印(御朱印)をいただけるのは、箱根神社の石段下(駐車場横)のお札所ですので、ご注意ください。
御神印は四社ございます*箱根神社*九頭龍神社*箱根七福神恵比寿社*箱根元宮 一社500円をお納め下さい。御朱印帳も箱根神社御神印帳1,500円は、表紙に箱根神社御社殿、裏表紙に富士山と芦ノ湖、平和の鳥居が織り込まれていますとして販売されています。
お守りについては、身体健全で幸福を呼ぶ花御守(はなおまもり)、除災招福の福鈴御守、無病息災の五色ひょうたん御守、長寿健脚の杖御守、金運守護の宝壺御守など、様々な種類が用意されています。
アクセス・利用情報
九頭龍神社への参拝は、本宮と新宮でアクセス方法が大きく異なります。新宮は箱根神社境内にあり参拝しやすく、本宮は芦ノ湖畔の森深くにあり特別なアクセス方法が必要です。
交通アクセス
箱根神社・九頭龍神社新宮へのアクセス
電車でのアクセスは、湯本から「箱根・元箱根行」バスで60分、または小田原駅から「箱根・元箱根行」バスで75分となります。湯本から、登山電車で終点強羅駅→箱根ロープウェイで終点桃源台駅→芦ノ湖観光遊覧船で元箱根港→徒歩10分のルートも楽しめます。
九頭龍神社本宮へのアクセス
本宮への参拝は船か徒歩のどちらかになります。徒歩の場合は箱根園・ザ・プリンス箱根芦ノ湖から、湖畔の遊歩道を徒歩でゆっくり歩いて30分の道のりです。
箱根湯本駅から箱根登山バス(T路線)約41分「桃源台」バス停乗り換え、小田急箱根高速バス(W路線・箱根園行)約4分「箱根園」バス停下車、徒歩約30分のルートが一般的です。
月次祭の日には特別参拝船が運航されます。9:20 元箱根桟橋 発 9:45 神山桟橋 着 9:50 九頭龍神社本宮 着 10:00 九頭龍神社本宮月次祭斎行のスケジュールで参拝できます。
<住所> 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1
拝観時間・料金・駐車場情報
九頭龍神社新宮
箱根神社境内にあるため、箱根神社の開門時間に準じます。お札所・御神印受付時間:8:15 ~ 17:00 御祈祷受付時間:8:30 ~ 16:00となっています。参拝は無料ですが、お守りや御朱印には別途料金が必要です。
九頭龍神社本宮
午前9:00~午後5:00の間(最終入場は午後4:30)、いつでも九頭龍の森に入場可能で参拝出来ますが、入場料が必要となります。九頭龍本宮に参拝する場合に、必ず九頭龍の森を通りますので、入場料600円が必要です。但し、13日の月次祭や例祭等の祭典日の午前中は参拝者に限り入場料が無料となります。
駐車場については箱根神社周辺の有料駐車場を利用することになります。九頭龍神社本宮へ向かう場合は、箱根園の駐車場(有料)を利用し、そこから徒歩でアクセスします。
参照サイト
・箱根神社(九頭龍神社)公式ホームページ:https://hakonejinja.or.jp/
・箱根町観光協会公式サイト:https://www.hakone.or.jp/539