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公時神社|由緒ある金太郎ゆかりの神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

公時神社|由緒ある金太郎ゆかりの神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

神奈川県箱根町仙石原の金時山麓に鎮座する公時神社は、昔話で親しまれる金太郎のモデルとなった坂田公時を祀る由緒ある神社です。霊峰金時山の登山口に位置し、子供の健康祈願や登山の安全を願う多くの参拝者が訪れています。

公時神社の概要・基本情報

公時神社|由緒ある金太郎ゆかりの神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

公時神社は、箱根外輪山の一峰である金時山の東麓、仙石原地区に鎮座する神社です。仙石原諏訪神社の境外末社として位置づけられ、地域の人々に愛され続けています。

歴史と由来

公時神社の創建時期は明確ではありませんが、江戸時代に金時山に金太郎伝説が生まれたことと深く関わりがあります。当初は金時山の山腹にある現在の奥の院の場所で祭典が行われていましたが、明治時代に一時廃れてしまいました。その後、昭和8年(1933年)に奥の院で祭典が再開され、昭和36年(1961年)には現在の山麓の地に社殿が建立されました。

金時山はかつて猪ヶ鼻岳と呼ばれていましたが、江戸時代に金太郎伝説と結びつき、現在の名称で親しまれるようになりました。山中には金太郎が手鞠にしたという「手鞠石」や蹴落としたという「蹴落とし岩」、住んでいたとされる「宿り石」など、様々な伝承を持つ奇岩が点在しています。

祭神とご利益

公時神社の祭神は坂田公時命(さかたのきんときのみこと)です。坂田公時は平安時代後期の武士で、源頼光に仕える四天王の一人として知られています。幼名を金太郎といい、後に数々の説話や物語に登場する英雄的人物として描かれました。

主なご利益は子育てと健康祈願です。金太郎の逸話にちなんで、子供の健やかな成長と無病息災を願う参拝者が多く訪れます。また、金時山の登山口に位置することから、登山者の安全祈願の場としても親しまれています。力強い金太郎の伝説から、困難に立ち向かう勇気や力を授けてくれると信仰されています。

公時神社の見どころ・特徴

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公時神社は金時山の自然に囲まれた神聖な空間として、多くの見どころを有しています。境内には金太郎の伝説を物語る様々な要素が配置され、訪れる人々に深い印象を与えています。

建造物・境内の魅力

境内に入ると、まず目を引くのが立派な石灯籠と一の鳥居です。苔に覆われた風情ある石灯籠は、長い歴史を感じさせる趣があります。社殿は昭和36年に建立されたもので、シンプルながらも威厳のある佇まいを見せています。

本殿の両脇には金太郎の象徴である大きな鉞(まさかり)が飾られており、参拝者の記念撮影スポットとしても人気です。この鉞は本物のような質感があり、金太郎の力強さを表現した印象的な装飾となっています。境内には子供相撲が行われる土俵もあり、公時祭の際には多くの子供たちが力比べを行います。

境内の奥には清らかな湧き水があり、神聖な雰囲気を醸し出しています。ただし、この水は飲用ではないため注意が必要です。秋には境内が美しい紅葉に包まれ、11月上旬から中旬にかけて見頃を迎えます。

金太郎ゆかりの伝説と奇岩

公時神社周辺には金太郎にまつわる数々の伝説の地が点在しています。最も有名なのが「金時宿り石」で、金太郎が住んでいたとされる場所です。この巨石は現在の奥の院がある場所に位置し、古くはここで祭典が行われていました。

「金時手鞠石」は金太郎が手鞠として遊んだという巨大な石で、その大きさからも金太郎の怪力ぶりを物語っています。また「蹴落とし岩」は、金太郎が蹴飛ばしたとされる岩で、これらの奇岩は江戸時代から続く地域の貴重な文化遺産となっています。

これらの伝説は、江戸時代の浄瑠璃や歌舞伎などの創作によって広まったものですが、地域の人々に愛され続け、現在も金時山の魅力の一部として語り継がれています。

奥の院と神聖な空間

社殿の裏山には「奥の院」と呼ばれる岩上の小さな祠があります。これは公時神社の元宮にあたり、金時宿り石の上に鎮座しています。金時手鞠石を経て約15分ほど歩いた場所にあり、古くはこの社前で祭典が行われていました。

奥の院への道のりは軽いハイキングコースとなっており、金時山の自然を感じながら参拝することができます。周囲は深い森に覆われ、静寂に包まれた神聖な雰囲気を体験できます。奥の院からは金時山の雄大な姿を望むことができ、古来より人々が畏敬の念を抱いてきた霊山の威容を感じることができます。

この奥の院は、公時神社発祥の地として重要な意味を持ち、より深い信仰心を求める参拝者にとって特別な場所となっています。

参拝・拝観案内

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公時神社では一年を通じて参拝者を迎えており、特に金太郎にちなんだ子供の健康祈願や金時山登山の安全祈願で多くの方が訪れています。地域に根ざした温かい雰囲気の中で、心静かに参拝することができます。

参拝作法とマナー

公時神社での参拝は、一般的な神社の作法に従って行います。一の鳥居をくぐる際は軽く一礼し、参道の中央ではなく左右どちらかを歩くのが礼儀です。手水舎で心身を清めてから本殿に向かいます。

参拝の際は、二拝二拍手一拝の作法で行います。賽銭を納めた後、深く二回礼をし、胸の前で手を合わせて二回拍手、最後に深く一回礼をします。金太郎の力強さにあやかり、子供の健康や自身の目標達成を祈願する参拝者が多く見られます。

境内では静かに過ごし、写真撮影の際は他の参拝者への配慮を忘れずに行いましょう。大きな鉞の前での記念撮影は人気ですが、順番を守って撮影することが大切です。登山前後の参拝者も多いため、装備や服装に関わらず温かく迎えてくれる雰囲気があります。

公時祭と湯立獅子舞

毎年5月5日の端午の節句には「公時祭」が盛大に開催されます。これは金時山と金太郎の伝説にちなんで、子供の無病息災を祈願する重要な祭典です。祭典当日には本殿の両脇に熊の敷革と大きな鉞が飾られ、神前には菖蒲や金太郞飴がお供えされます。

公時祭の見どころは、国選択無形民俗文化財に指定されている「湯立獅子舞」の奉納です。この神楽は安永5年(1776年)から伝承される貴重な文化財で、獅子が熱い釜の湯を熊笹の束でかき回し、参拝客に振りかけて悪疫を払う「釜めくりの舞」が特に印象的です。

湯立獅子舞は宮舞・平舞・剣の舞・行の舞・宮めぐりの舞・釜めくりの舞・四方固めの舞の7つの舞で構成され、約2時間にわたって奉納されます。祭典では子供相撲やマラソン、剣道の奉納も行われ、地域全体が一体となって子供たちの成長を祝います。

御朱印・お守り情報

公時神社では美しい御朱印をいただくことができます。社務所では丁寧に御朱印を書いていただけるほか、仙石原諏訪神社の御朱印も同時にいただくことが可能です。御朱印をお願いする際は、社務所で声をかけるとよいでしょう。

参拝者への温かいおもてなしも公時神社の特徴の一つです。御朱印を書いていただく間、地元の方々が温かいお茶や手作りのお菓子でもてなしてくれることがあり、特に登山で疲れた参拝者には心温まるサービスとなっています。

お守りについては、子供の健康や安全を祈願したものが中心となっています。金太郎にちなんだ力強さや健康を願うお守りは、子育て中の家族や受験生などに人気があります。詳細な授与品については、参拝時に社務所でお尋ねください。

アクセス・利用情報

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公時神社は金時山の登山口に位置しており、公共交通機関と自家用車の両方でアクセスが可能です。自然豊かな環境の中にありながら、比較的アクセスしやすい立地となっています。

交通アクセス

電車とバスを利用する場合は、箱根登山鉄道「箱根湯本駅」が最寄り駅となります。箱根湯本駅から箱根登山バス「桃源台行」に乗車し、約25分で「仙石案内所前」に到着します。そこで小田急高速バス御殿場駅方面に乗り換え、約2分で「金時神社入口」バス停に到着し、そこから徒歩約7分で公時神社に到着します。

別のルートとして、箱根湯本駅から「桃源台行」の箱根登山バスで「仙石」バス停まで約25分、そこから徒歩約15分でもアクセス可能です。こちらのルートの方が乗り換えがなく、分かりやすいかもしれません。

自家用車を利用する場合は、御殿場インターチェンジから国道138号線を経由してアクセスします。金時ゴルフ練習場を目印にし、その横を通って登山口方向に向かうと公時神社に到着します。金時公園の中に公時神社が位置しています。

<住所> 〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1181

拝観時間・料金・駐車場情報

公時神社は基本的に24時間参拝可能ですが、社務所の対応時間や御朱印の受付時間については事前に確認することをおすすめします。参拝料は不要で、どなたでも自由にお参りできます。

駐車場は約30台分の無料駐車スペースが用意されています。ただし、土日祝日や登山シーズンには満車になることがあるため、早めの到着が推奨されます。駐車場が満車の場合は、近隣の有料駐車場を利用することも可能です。

金時山登山を兼ねて参拝される方も多く、登山装備での参拝も歓迎されています。トイレも完備されており、登山前後の利用にも便利です。冬季は積雪の可能性があるため、路面状況を事前に確認してからお出かけください。

電話・FAX:0460-83-8232

参照サイト

・箱根町仙石原 公時神社(金時神社)公式ホームページ:http://www.kintokijinja.com/
・箱根町観光協会公式サイト:https://www.hakone.or.jp/521

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