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江島神社 奉安殿|日本三大弁財天を祀る八角のお堂の魅力と拝観案内を詳しく解説

江島神社 奉安殿|日本三大弁財天を祀る八角のお堂の魅力と拝観案内を詳しく解説

江島神社の境内に建つ朱色の八角形のお堂「奉安殿」は、日本三大弁財天として名高い八臂弁財天と妙音弁財天を祀る神聖な場所です。法隆寺の夢殿を模して造られたこの美しい建物では、芸能・音楽上達や勝運守護を願う多くの参拝者が訪れます。

江島神社 奉安殿の概要・基本情報

江島神社 奉安殿|日本三大弁財天を祀る八角のお堂の魅力と拝観案内を詳しく解説

江島神社の辺津宮に隣接して建つ奉安殿は、江島神社における弁財天信仰の中心的な存在です。この八角形のお堂には、日本三大弁財天の一つとして崇敬を集める貴重な仏像が安置されており、多くの参拝者が芸能上達や金運向上を祈願に訪れています。

歴史と由来

奉安殿の歴史は鎌倉時代まで遡ります。源頼朝が鎌倉に幕府を開くとき、奥州の藤原秀衡調伏祈願のため、文覚上人に命じて造らせ、二十一日間祈願させたことが、『吾妻鏡』に記されています。江戸時代には弁財天は江島弁天・江島明神と呼ばれ、明治の神仏分離によって現在の形となりました。

江島神社は近江琵琶湖に浮かぶ竹生島と安芸の宮島と並び日本三大弁財天の一つに数えられています。弁財天信仰は古くからこの地に根付いており、鎌倉時代には武将や僧侶たちが祈願する聖なる場所であり、徳川家康も征夷大将軍になる前に祈祷に参詣されました。

建築の特徴と構造

奉安殿は法隆寺の夢殿を模して造られたと言われるだけあって美しい建物で、八角形の特徴的な形状が印象的です。現在の建物は2015年に改修されたもので、朱色に彩られた外観が江の島の青い海と空に映えて美しい景観を作り出しています。

八角円堂という建築様式は仏教建築において特別な意味を持ち、法隆寺夢殿と同様に聖なる空間を表現する形として採用されています。奉安殿の内部は神聖な雰囲気に満ちており、参拝者は静寂の中で弁財天と向き合うことができます。

江島神社 奉安殿の見どころ・特徴

江島神社 奉安殿|日本三大弁財天を祀る八角のお堂の魅力と拝観案内を詳しく解説

奉安殿の最大の見どころは、国の重要文化財に指定された八臂弁財天と藤沢市重要文化財の妙音弁財天という二体の貴重な弁財天像です。これらの仏像は異なる姿の弁財天として、それぞれ独特のご利益があるとされています。

八臂弁財天(国指定重要文化財)

八臂弁財天は鎌倉時代初期の作で、八本の腕に武器を持つ戦闘神としての弁財天の姿を表現しています。江戸時代には、八臂弁財天は勝運守護の神様として武家から庶民にいたるまで広く信仰を集めていました。

この弁財天は源頼朝によって奉納されたとされ、勝負事や困難を乗り越える力を授けてくれると信じられています。戦いの神としての側面を持つ八臂弁財天は、現代においても受験や就職、事業成功など様々な勝負事において多くの人に信仰されています。

妙音弁財天(藤沢市指定重要文化財)

妙音弁財天は琵琶を抱えた全裸の坐像です。女性の象徴をすべて兼ね備えているといわれ、鎌倉時代の傑作と名高いです。この弁財天は「裸弁財天」とも呼ばれ、美しい女性の姿で音楽や芸能の神として崇敬されています。

2本の手に琵琶を持つ 現在 あちこちで見られる美しい弁財天になっており、音楽や芸能関係者をはじめ、美と知恵を司る神として多くの女性の信仰を集めています。その美しい姿は見る者を魅了し、芸術的価値も非常に高い作品として評価されています。

十五童子像と貴重な宝物

奉安殿には弁財天像のほかにも15童子像が安置されており、源頼朝、北条政子、弘法大使、杉山和一(検校)などに由来する宝物が収蔵されています。特に注目すべきは後宇多天皇より授かった《江島大明神の勅額》、弘法大師が御岩屋で護摩修法を行い その灰で造られた《護摩灰弁財天像》などの貴重な文化財です。

これらの宝物は江島神社の長い歴史と、多くの著名人に信仰されてきた証として大切に保管されています。堂内は撮影禁止となっているため、実際に足を運んで直接その荘厳さを体感することが重要です。

拝観案内

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江島神社 奉安殿では、神聖な弁財天像を間近で拝観することができます。堂内では静寂を保ち、心を込めて参拝することで弁財天のご利益を授かることができるでしょう。

参拝作法とマナー

奉安殿への参拝では、まず入口で拝観料を納めてから堂内に入ります。堂内は撮影禁止となっているため、カメラやスマートフォンでの撮影は控えましょう。静寂な空間で心を落ち着けて、弁財天像と向き合うことが大切です。

参拝の際は、手を合わせて静かに祈願を行います。八臂弁財天には勝運や困難打破を、妙音弁財天には芸能上達や美と知恵の向上を祈願するのが一般的です。奉安殿の入り口には「一文字願立ての白い巳さま(初穂料500円)」があり、小さな蛇の人形に願いを込めた一文字を書いて納めることもできます。

年中行事・季節のイベント

江島神社では年間を通じて様々な祭事が行われており、奉安殿もその中心的な役割を果たしています。特に弁財天に関する行事では、多くの参拝者が訪れて盛大に執り行われます。

春の例大祭や秋の大祭の際には、普段以上に多くの参拝者が奉安殿を訪れます。また、音楽や芸能関係者による特別な祈願祭なども開催されることがあり、妙音弁財天の芸能上達のご利益を求める人々が集います。詳細な行事スケジュールについては、江島神社の公式サイトで確認することをお勧めします。

御朱印・お守り情報

江島神社では御朱印は、社殿近くの朱印所で10種類から選べます。奉安殿に関連した弁財天の御朱印も授与されており、参拝の記念として多くの方に人気があります。

お守りに関しては、弁財天が描かれた、琵琶型の可愛らしい「びわ守り」もおすすめ。財運招福、芸能上達のご利益があるそう。その他にも龍神守や白龍守など、江島神社ならではのお守りが豊富に用意されています。これらのお守りは辺津宮近くの社務所で授与されており、奉安殿参拝と合わせて求める方が多くいます。

アクセス・利用情報

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江島神社 奉安殿は江の島の入口にある辺津宮の隣に位置しており、各駅からのアクセスも良好です。江の島観光の拠点として、多くの観光客が訪れる人気のスポットとなっています。

交通アクセス

江島神社 奉安殿へは電車でのアクセスが便利です。小田急線「片瀬江ノ島」駅 江ノ島電鉄「江ノ島」駅 湘南モノレール「湘南江の島」駅 ※各駅から徒歩約15~23分となっています。

最も近いのは小田急線「片瀬江ノ島」駅で、駅舎は龍宮城を模した特徴的な建物として有名です。駅から江の島弁天橋を渡り、朱の鳥居をくぐって仲見世通りを進むと江島神社の境内に到着します。辺津宮のすぐ隣に奉安殿が建っているため、迷うことなく到達できるでしょう。

車でお越しの場合は、新湘南バイパス茅ヶ崎海岸ICから約40分程度です。江の島周辺には複数の有料駐車場が整備されており、観光シーズンには混雑が予想されるため、公共交通機関の利用をお勧めします。

<住所> 〒251-0036 神奈川県藤沢市江の島2-3-8

拝観時間・料金・駐車場情報

奉安殿の拝観時間は午前8時30分~午後4時30分となっています。年中無休で拝観できるため、いつでも弁財天像を参拝することが可能です。

拝観料は大人200円 中高生:100円 小学生:50円 小学生未満:無料(25名~団体割引)と非常にリーズナブルな設定となっています。この料金で国の重要文化財である八臂弁財天と藤沢市重要文化財の妙音弁財天を間近で拝観できるのは、非常に価値のある体験といえるでしょう。

駐車場については江島神社専用のものはありませんが、江の島周辺に複数の有料駐車場が設置されています。観光シーズンや休日には満車になることが多いため、早めの到着を心がけるか、公共交通機関の利用を検討することをお勧めします。駐車料金や営業時間については各駐車場によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。

参照サイト

・江島神社 公式ホームページ:http://enoshimajinja.or.jp/
・藤沢市観光公式ホームページ:https://www.fujisawa-kanko.jp/

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