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雷電神社|由緒ある神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

雷電神社|由緒ある神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

群馬県邑楽郡板倉町にある雷電神社は、関東一円の雷電神社の事実上の総本社として千年を超える歴史を誇る由緒ある古社です。聖徳太子の創建と伝えられ、「厄除らいでん」として多くの参拝者に親しまれています。美しい自然に囲まれた境内には、江戸時代の名工による精巧な彫刻が施された社殿と、群馬県内最古の木造建築として知られる末社が建ち並びます。

雷電神社の概要・基本情報

雷電神社|由緒ある神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

歴史と由来

雷電神社の創建は推古天皇6年(598年)、聖徳太子が天の神の声を聞いて、伊奈良の沼に浮かぶ小島に祠を設け、天の神をお祀りしたのが最初とされています。その後、延暦年間(782年 – 806年)に坂上田村麻呂が社殿を造営したとされ、『上野国神名帳』にみえる邑楽郡「従四位上 火雷神社」は当社であるとされています。

戦国時代から江戸時代にかけて度々造営が行われ、天文16年(1547年)に佐貫庄の赤井氏旗下篠崎三河守が全神殿を造営し、元亀4年(1573年)には長尾顕長が造営を行いました。江戸時代初期の延宝2年(1674年)には、上州館林藩主・徳川綱吉公の命により社殿の大改修が行われ、以後、徳川三ツ葉葵の紋章の使用を許されています。現在でも神社の各所にこの葵の紋章を見ることができます。

昭和初期の干拓以前は、神社が伊奈良の沼と呼ばれる大湖に浮かぶ小島に鎮座しており、万葉集に詠まれるような水郷風景の中にありました。

祭神とご利益

主な御祭神は、天地に轟き、火と水の大いなる働きをつかさどりたもう、火雷大神(ほのいかづちのおおかみ)・大雷大神(おおいかづちのおおかみ)・別雷大神(わけいかづちのおおかみ)です。また、学問の神として菅原道真も合祀されています。

ご利益は厄除け・雷除け・方位除け・交通安全・安産子宝などと幅広く、特に「厄除らいでん」として親しまれています。境内にある「なまずさん」はなでると地震を除けて、元気回復、視力改善、自信が湧き出るといわれ、多くの参拝者が撫でていきます。

雷電神社の見どころ・特徴

建造物・構造の魅力

現在の社殿群は江戸時代後期の傑作として高く評価されています。本殿は二間社流造千鳥破風付瓦棒銅板葺で幣殿とともに天保6年(1835年)の建築。拝殿は文政2年(1819年)の建築で入母屋造平入り千鳥破風付向拝唐破風付瓦棒銅板葺。奥宮は慶応4年(1868年)の建築で三間社入母屋造平入り、瓦棒銅板葺。

天保6年(1835年)には、左甚五郎(ひだりじんごろう)を祖と仰ぐ、10代目の名人彫刻師・石原常八主信(いちはらつねはちもとのぶ)たちによる現在の華麗な社殿が庶民の力により完成しました。社殿を飾る精巧な彫刻は必見で、鬼門の北東方向には子どもたちが鰻を捕えている彫刻が施されており、これは「悪難を避ける方位除け」の意味が込められています。

特に注目すべきは末社八幡宮稲荷神社で、県内最古の木造建築物とされ、国の重要文化財に指定されています。室町時代の天文16年(1547年)、飯野城主・篠崎三河守が造営。全国に7か所あるのみの二間社入母屋造。と貴重な建築様式を見ることができます。

自然・景観の美しさ

境内は、ケヤキ、カヤ、エノキ、シラカシなどの豊かな自然を有し、約1.17ヘクタールが群馬県緑地環境保全地域に指定されています。雷電神社の境内は蝋梅・梅・椿など年中美しい花々が咲き誇っており、各種行事と共に情緒ある景観をお楽しみいただけます。

四季を通じて美しい自然を楽しむことができ、特に春の新緑の時期には例大祭も行われるため、多くの参拝者で賑わいます。関東で初めて境内が重要文化的景観として国から選定されており、歴史的価値と自然の美しさが調和した貴重な空間となっています。

文化財・重要な所蔵品

雷電神社には多くの重要文化財が存在します。社殿と奥宮は群馬県の重要文化財に、末社八幡宮稲荷神社は国の重要文化財に指定されています。雷電神社には11枚の棟札がありますが、そのうち天保6年(1835年)と天保13年(1842年)の2枚が県指定です。これらの棟札は神社の歴史を物語る貴重な資料となっています。

参拝・拝観案内

雷電神社は年中無休で参拝でき、神前結婚式をはじめ御祈祷(厄除け・方位除け・家内安全・身体健全など)も行っており、その役割の多様性から多くの方が訪れています。

参拝作法とマナー

雷電神社の本殿は独特の造りをしており、正面の真ん中に一本柱が立ち、その左右に扉がついています。これは雷電神様の御力が外に出ないようにし、その御力をお恵みいただけるようにという意味があるとされています。一般的な神社と同様に、二拝二拍手一拝の作法でお参りします。

境内には「なまずさん」も鎮座しており、なでると地震を除けて、元気回復、視力改善、自信が湧き出るとして親しまれています。参拝の際はこちらも忘れずに撫でていくのが良いでしょう。

年中行事・季節のイベント

最も重要な年中行事は5月1日から5日には雷電神社例大祭が催され、新緑の境内は大勢の人たちで賑わいます。この雷電大祭は天下泰平・国土安穏・五穀豊穣・万民豊楽を祈る重要な祭事で、多くの参拝者が訪れます。

初詣の時期も多くの人で賑わい、お正月に御祈祷を受けると破魔矢が授与されるなど、特別な授与品もあります。

御朱印・お守り情報

雷電神社では御朱印を授与しており、営業 9:00〜16:00の時間内に社務所で受けることができます。

特色あるお守りとして、ここだけのナマズの御守や、ナマズの力ハンカチも授与しています。これは板倉地方の特色を活かした独特なお守りで、地震除けや元気回復のご利益があるとされています。その他、厄除けや雷除け、方位除けなどの各種お守りも用意されています。

アクセス・利用情報

交通アクセス

雷電神社へのアクセスは車が最も便利ですが、公共交通機関でも参拝できます。

車の場合、東北道・館林ICからR354バイパスを古河方面へ約2.5km。信号「水郷公園」を左折し約1.2kmで到着します。

公共交通機関では、東武鉄道日光線 浅草駅→快速59分→板倉東洋大前駅下車、駅前からタクシー約10分。または、バス約10分の板倉町役場入口下車、徒歩約13分となります。館林駅からの場合は、東武鉄道伊勢崎線 浅草駅→特急60分→館林駅下車、駅前からタクシー約20分。または、バス約26分の板倉町役場入口下車、徒歩約13分です。

<住所> 〒374-0132 群馬県邑楽郡板倉町板倉2334

拝観時間・料金・駐車場情報

雷電神社は年中無休 営業 9:00〜16:00で、拝観料は無料です。社務所での御朱印や授与品の受付も同じ時間になります。

駐車場はあり(30台)と板倉駐在所東側の公園駐車場にも100台駐車可となっており、通常時は無料で利用できます。例大祭や初詣の時期には専用の駐車場も開放されます。

参拝後には、上州・板倉の雷電さまにお参りしたら、ナマズを食べずに帰れない、として有名です。付近で食べられるナマズの刺し身、天ぷら、煮物は、お酒ともよく合って美味です。参道周辺には老舗のなまず料理店があり、参拝とあわせて板倉町の食文化を楽しむことができます。

参照サイト

・雷電神社公式ホームページ:http://www.raiden.or.jp/
・板倉町役場(雷電神社):https://www.town.itakura.gunma.jp/cont/s021000/d021010/raiden_kankou.htm

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