地域の伝統を守る!石のある暮らしを提案する「AJI PROJECT」

新生活や模様替えのために、インテリアや日用品を新調したいと思っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、高級石材「庵治石(あじいし)」を使ったアイテムを数多く展開する「AJI PROJECT」を紹介します。

香川県高松市の小さな町から生まれたAJI PROJECT。唯一無二のデザインは、国内外から注目されています。

どのようにして、石を使ったインテリアが誕生したのか、どのような魅力があるのかを紐解いていきましょう。

庵治の石工職人が輝く「AJI PROJECT」

「高級石材である庵治石を一人でも多くの人に知ってほしい」。

2012年、AJI PROJECTは、同じ志をもった13名の産地の職人と商工会によって生まれました。

庵治石は、瀬戸内海に面した高松市庵治町・牟礼町で採掘される高級石材。庵治石の産地は平安時代から石の町として栄えてきました。

庵治石の良質さと艶めかしい見た目は、国内外で高く評価されています。

ところが、時代が変わるにつれて墓が減少したり、外国産の石材の流通したりなど、業界全体が低迷する危機が訪れたのです。

そこで墓石や建材などに使用されることが多かった庵治石を、身近なインテリアや日用品にデザインして、多くの人に届けることに。

職人の手作業によって生まれるアイテムには「AJI PROJECTを通して、地域の未来をつなげたい」という希望が詰まっています。

高級石材「庵治石」を暮らしの一部に

「石のインテリア」

そう聞くと、ゴツゴツしたものが暮らしに馴染むのかと疑問に思う方もいるかもしれません。

しかし、石はずっと昔から私たちと共存してきました。自然が生み出した柔らかな丸み、ひんやりとした心地よい温度は、空間に優しく寄り添ってくれます。

「誰もが知っている石の心地よさをもう少し人の近くに、静かに置いてみたい」

庵治石を知り尽くした職人が手作業で作ることで、毎日愛用したくなるアイテムが次々と生まれているといえるでしょう。

暮らしに寄り添うアイテム

職人の鍛錬を重ねた技術とデザイナーの発想力が融合したことで、ブックエンド・フラワーベース・皿・ミラーなど、人気アイテムが次々と誕生しました。

一つひとつ、すべて職人の手作業で作られるアイテムは、自然から生まれた石のテクスチャーや肌触り、模様の美しさを堪能できます。また、他にはない素材であるにもかかわらず、何の違和感もなく暮らしの一部に溶け込むのも魅力の一つ。

その理由は、商品開発の際に庵治石の素材感が発揮される居場所はどこかを常に考えているからだそうです。

ブックエンド「ROCK END」

1つの石を2つに割って作られたブックエンドは、庵治石の魅力をダイレクトに楽しめます。面と底面には研ぎの加工が施されているため、本や棚が傷つく心配はありません。

置くだけで、深みのある存在感がお部屋に生まれます。AJI PROJECTの代表作の一つです。

フラワーベース「LUMP」

四角い形が特徴のフラワーベースです。自然石が草花の美しさをより際立たせてくれます。

重量感があるため、高さやボリュームに関係なく使えます。ディフューザーとしても活用可能です。

プレート「MON」

家紋を題材にした豆皿です。ひょうたんやまつなどのデザインが展開されています。

ゴツゴツした石から生まれたと思えないほどの薄さと丸みが感じられます。軽やかなデザインは盛り付けのアクセントになること間違いなしです。

ミラー「MIRROR by BP.」

プロダクトブランドBP.が展開している「 MAKEUP MIRROR SWD」とコラボレーションしたミラーです。台座の部分が庵治石であるため、安定性が高く、水回りの使用にも適しています。

AJI PROJECTの魅力が世界中に広がっていく

これまでは墓石がメインだった庵治石。それが職人の高い技術とデザインにより、唯一無二のインテリアや日用品として輝き続けています。

香川県高松市で生まれたブランドは、今では雑誌に取り上げられたり、ドラマのセットに起用されたりなど、インテリアのプロからも支持されるようになりました。国内だけでなく、世界でも注目を集めています。

AJI PROJECTを通して、これからも庵治石の魅力と職人の技術が受け継がれていくことでしょう。

自然界で生まれた美しい庵治石を、あなたも暮らしの一部に加えてみませんか。

AJI PROJECT公式HP
AJI PROJECT公式オンラインショップ

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