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箱根元宮|由緒ある神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

箱根元宮|由緒ある神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

駒ヶ岳山頂に佇む天空の神社・箱根元宮は、2000年以上の歴史を持つ山岳信仰の聖地です。神山を御神体とする古代からの信仰の形を今に伝え、箱根神社・九頭龍神社とともに三社参りの一社として多くの参拝者に愛され続けています。

箱根元宮の概要・基本情報

箱根元宮|由緒ある神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

箱根元宮は神奈川県足柄下郡箱根町の駒ヶ岳山頂(標高1,356m)に鎮座する神社で、箱根神社の奥宮として位置づけられています。山頂という特殊な立地から「天空の社殿」とも呼ばれ、視界を遮るもののない開放的な境内が特徴的です。現在の社殿は昭和39年(1964年)に再建されたもので、朱塗りの美しい拝殿が青空に映える神々しい姿を見せています。

歴史と由来

箱根元宮の歴史は約2400年前にまで遡るとされ、古来より箱根山の最高峰である神山を御神体とする山岳信仰の中心地として崇敬されてきました。駒ヶ岳は神山を望み拝する聖地として位置づけられ、関東有数の霊場として多くの修行者や参拝者が登山を重ねてきた歴史があります。

奈良時代以前から続く古い信仰の形を今に伝える貴重な神社として、現在も多くの人々の信仰を集めています。現在の社殿は西武グループ創業者の堤康次郎氏の寄進により昭和39年(1964年)に建立されたもので、古代からの信仰を現代に繋ぐ重要な役割を果たしています。

祭神とご利益

箱根元宮の御祭神は箱根大神(瓊瓊杵尊、木花咲耶姫命、彦火火出見尊)で、心願成就・恋愛成就・仕事運向上などのご利益があるとされています。特に山岳信仰に根ざした力強いパワーを持つとされ、人生の重要な局面での願掛けに訪れる参拝者が多くいます。

神山を御神体としているため本殿は設けられておらず、拝殿のみの構造となっているのも大きな特徴です。この形式は古代の山岳信仰の原型を留めており、神山に向かって直接祈りを捧げる古来からの参拝形式を体験することができます。

箱根元宮の見どころ・特徴

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箱根元宮最大の魅力は、その独特な立地と神聖な雰囲気にあります。駒ヶ岳ロープウェイを降りて山頂に足を踏み入れると、一般的な神社とは全く異なる殺伐とした山頂の風景に多くの参拝者が驚かされます。高い木々のない開けた山頂に朱塗りの社殿がポツンと建つ姿は、まさに異世界のような神秘的な雰囲気を醸し出しています。

建造物・構造の魅力

現在の社殿は昭和39年(1964年)に再建された比較的新しいものですが、朱塗りの美しい拝殿は青空とのコントラストが非常に印象的です。神山を御神体とするため本殿を持たず、拝殿のみの構造となっているのが特徴で、これは古代の山岳信仰の形式を現代に伝える貴重な例といえます。

拝殿前の鳥居も朱塗りで統一されており、殺風景な山頂の景観の中で際立った存在感を放っています。建物自体は決して大きくありませんが、360度開けた山頂という立地により、その存在感は非常に大きく感じられます。

自然・景観の美しさ

箱根元宮からの眺望は箱根随一の絶景として知られています。晴天時には富士山、芦ノ湖、相模湾、駿河湾を一望でき、遠くは南アルプスや房総半島、伊豆の島々まで見渡すことができます。特に富士山との組み合わせは絶好の撮影スポットとして人気を集めています。

季節ごとに異なる表情を見せるのも魅力の一つで、春の新緑、夏の青空、秋の紅葉、冬の雪景色と四季を通じて美しい景観を楽しむことができます。山頂という立地上、天候の変化も激しく、雲海に包まれる幻想的な光景に出会えることもあります。

文化財・重要な史跡

拝殿の左側には古代祭祀遺跡があり、人工的に削られた大きな岩が散在しています。これらの岩は古代の山岳信仰に関連する祭祀跡と考えられ、箱根元宮の長い歴史を物語る貴重な史跡となっています。

鳥居の脇には馬降石(ばこうせき)と呼ばれる特別な岩があります。この岩は白馬に乗った神様が降臨されたという降神伝説の舞台とされ、岩の上の穴は降り立った馬の蹄の跡と伝えられています。この穴にたまった水は枯れたことがないという不思議な言い伝えもあり、白馬信仰の痕跡を今に伝える重要な史跡として大切に保護されています。

参拝・拝観案内

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箱根元宮への参拝は駒ヶ岳ロープウェイを利用するのが一般的で、山頂駅から徒歩約8分の道のりとなります。山頂という特殊な環境のため、一般的な神社とは異なる参拝体験ができる貴重な場所です。参拝時は天候の変化に注意し、歩きやすい服装と靴で訪れることをおすすめします。

参拝作法とマナー

箱根元宮での参拝は一般的な神社と同様の作法で行いますが、山頂という神聖な場所であることを特に意識することが大切です。鳥居をくぐる前に一礼し、拝殿前で二拝二拍手一拝の作法でお参りします。神山を御神体とする特別な神社であることから、より一層敬虔な気持ちで参拝することが求められます。

山頂の砂利道は歩きにくいため、参拝時は足元に十分注意してください。また、標高が高いため天候が変わりやすく、風も強いことがあります。帽子や軽い上着を持参し、安全に配慮した参拝を心がけましょう。古代祭祀遺跡や馬降石などの史跡も大切に保護されているため、触れたり上に乗ったりしないよう注意が必要です。

三社参りの魅力

箱根元宮は箱根神社、九頭龍神社とともに「箱根三社参り」の一社として知られています。この三社参りは、箱根大神と九頭龍神のより大きな御加護を受けられるとされ、多くの参拝者が順次参拝を行っています。特に決まった順序はなく、それぞれの都合に合わせて真心を込めてお参りすることが重要とされています。

三社それぞれに異なる特徴があり、箱根元宮は山岳信仰の聖地として心願成就や人生の重要な願いを託すのに適しているとされます。芦ノ湖畔の箱根神社は交通安全や開運、九頭龍神社は恋愛成就や縁結びのご利益で知られており、三社を巡ることでより幅広いご利益を受けられると信じられています。

御朱印・お守り情報

箱根元宮の御朱印や御守りは、基本的に芦ノ湖畔の箱根神社で授与されています。箱根元宮では宮司が常駐していないため、御朱印を希望する場合は事前に箱根神社に確認することをおすすめします。特に平日は宮司が不在の日が多いため、土日祝日の参拝が確実です。

箱根三社共通の御守りや御神印も箱根神社で取り扱われており、三社参りの記念として多くの参拝者に人気があります。箱根元宮特有の山岳信仰に関連した特別な御守りなども用意されている場合があるため、詳細は箱根神社にお問い合わせください。

アクセス・利用情報

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箱根元宮への参拝は駒ヶ岳ロープウェイの利用が必須となります。公共交通機関を利用する場合は箱根湯本駅からバスで箱根園まで移動し、そこからロープウェイで山頂を目指すのが一般的なルートです。自家用車の場合は箱根園の駐車場を利用できますが、観光シーズンや週末は混雑が予想されるため、時間に余裕を持った計画をおすすめします。

交通アクセス

電車・バス利用の場合、箱根湯本駅から伊豆箱根バス「湖尻・箱根園」行きに乗車し、約65分で「箱根園」バス停に到着します。箱根園からは駒ヶ岳ロープウェイに乗り換え、約7分で山頂駅に到着、そこから徒歩約8分で箱根元宮に到達できます。

小田原駅からの場合は、箱根登山バスで元箱根まで約1時間、そこから芦ノ湖遊覧船やタクシーで箱根園まで移動する方法もあります。また、箱根フリーパスを利用すると駒ヶ岳ロープウェイが10%割引になる特典もあります。

自家用車の場合は、東名高速道路御殿場ICから約30分、または小田原西ICから約45分で箱根園に到着します。

<住所> 〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根139(箱根園内)

拝観時間・料金・駐車場情報

駒ヶ岳ロープウェイの運行時間は9:00〜16:50(上り最終16:30、下り最終16:50)で、20分間隔で運行されています。料金は大人往復1,600円、小人往復800円となっています。なお、2025年4月1日より料金改定が予定されているため、最新の料金は公式サイトでご確認ください。

箱根元宮での参拝時間に特別な制限はありませんが、ロープウェイの運行時間内に下山する必要があります。御朱印を希望する場合は16:00前に到着することをおすすめします。

駐車場は箱根園に乗用車312台、貸切バス15台分が用意されており、有料での利用となります。観光シーズンや休日は満車になることが多いため、早めの到着または公共交通機関の利用を検討してください。冬季は積雪や凍結の可能性があるため、スタッドレスタイヤやチェーンの準備も必要です。

参照サイト

・箱根神社(九頭龍神社)公式ホームページ:https://hakonejinja.or.jp/
・箱根 駒ヶ岳ロープウェー|箱根園:https://www.princehotels.co.jp/amuse/hakone-en/ropeway/

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