佐賀錦の帯と小物、どれを選ぶ?シーン別おすすめガイド

佐賀錦の帯と小物、どれを選ぶ?シーン別おすすめガイド

金と絹が交差する、江戸の武家屋敷に息づいてきた織物があります。佐賀錦(さがにしき)は、肥前国鹿島藩、現在の佐賀県鹿島市周辺の御殿女中に受け継がれた織物です。その気品ある輝きは、着物まわりのギフトを探すときにも、ふっと目を引く存在感があります。「聞いたことはあるけれど、何を選べばいいのかわからない」という方のために、アイテム別にご紹介します。

佐賀錦ってどんな織物?

佐賀錦の帯と小物、どれを選ぶ?シーン別おすすめガイド

箔糸と呼ばれる金銀箔を漆で和紙に貼り細く切ったものを経糸とし、絹糸を緯糸にするのが特徴です。大きな織機は使いません。縦46センチ・横32センチ程度の小さな「織り台」に経紙と呼ばれる経糸を掛け、「網針(あばり)」という針と竹べらで絹糸を織りこんでいきます。

網代型や卍繋ぎ、菱型などの幾何学模様を綾織りと平織りで端正に織り出し、気品のある華やかさと和紙を使った独特の風合をもちます。

この「佐賀錦」という名前にも由来があります。1910(明治43)年にロンドンで日英大博覧会が開催され、出品された作品が「佐賀錦」と名付けられたことから、以後「佐賀錦」とも称されるようになりました。世界の舞台で認められた織物が、今も手作業で丁寧に織り続けられています。

シーン別 選び方のヒント

着物を着る機会がある方への贈り物に「帯締め・草履」

佐賀錦は金、銀、漆を貼った特製の和紙を細く裁断したものを経糸とし、絹の撚糸を染色したものを緯糸として丹念に織り上げられたもので、紋様は伝統的な網代、紗綾型、菱など多種多様なものがあります。その光沢は帯締めや草履として正装の着物に添えると、装いに奥行きを与えます。成人式・結婚式・卒業式など晴れの場を控えた方へのプレゼントにも喜ばれる一品です。

普段使いも楽しみたい方に「バッグ・財布」

帯地などに使われることもありますが、現在は鞄や財布といった小物の生産が主です。着物でなくても手に取れる形に生まれ変わった佐賀錦は、和装にも洋装にも合わせやすく、毎日のお出かけのそっとした主役になります。非常に根気のいる手仕事で精緻な技術を要するため、1日わずかしか織ることができません。だからこそ、手のひらに乗るほどの財布や小さなバッグにも、職人の時間がぎっしりと込められています。

「大きな一品」を探す方に「帯」

帯は佐賀錦のなかでもとりわけ手間がかかるアイテムです。精緻な技術が必要で根気のいる手仕事のため、帯などの大きな作品は希少です。長く使える特別な贈り物を探しているなら、佐賀錦の帯は一生ものの価値を持つ選択肢になるでしょう。

実際に見て、触れてみるなら

佐賀市歴史民俗館 旧福田家では、職人による実演を見ることができます。佐賀錦振興協議会(電話 0952-22-4477)が窓口で、実演時間は9:30〜16:30です。手元で動く「網針」の繊細な動きを見ると、製品を選ぶ目も変わってきます。

佐賀錦振興協議会は後継者育成のため毎年「初心者講習会」も実施しています。体験から入ってみるのも、この工芸との素敵な出会い方のひとつです。

佐賀錦の産地・鹿島市のものづくりについては、産地ごとの記事でもご紹介しています。あわせてご覧ください。

引用・参照情報の索引(編集確認用・本文非掲載)

index 出典URL
1 https://ja.wikipedia.org/wiki/佐賀錦
3 https://www.asobo-saga.jp/spots/detail/548fc54f-fe97-4645-a3c1-803d9eff9420
4 https://www.jtco.or.jp/japanese-crafts/?act=detail&id=176

以上が記事本文です。以下に構成のポイントを簡単にまとめます。

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