色彩美に包まれる日常を!手描友禅「染色工藝 Morphosphere」
美しい花や風景を見て、心が癒されたことがある方も多いのではないでしょうか。日常に美しい色を添えることで、あなたの日常はさらに豊かになるかもしれません。
今回は、手描友禅をキーコンセプトにした「染色工藝 Morphosphere」を紹介します。手描友禅でしか体現できない美しさや作品に込められた思いをまとめました。ぜひ、最後までお読みください。
染色工藝 Morphosphere
Morphosphereとは、友禅作家眞鍋沙智(京都府の京もの認定工芸士取得)による「手書き友禅」をキーコンセプトにした、物づくりのプロジェクトです。
Morphosphere(モルフォスフィア)は、モルフォ蝶の名前の由来となる「Morpho」、天体や球を意味する「sphere」からなる造語で、友禅作家の思いが込められています。
「青く煌く羽を持ち、世界で最も美しいと称されるモルフォ蝶のように、美しく人々の心を動かす作品を友禅染の繊細な表現と色彩美で体現したい」
Morphosphereでは、友禅の色彩美、絹に染料が染まった瞬間の感動的な美しさを体感できる作品に出会えます。
「染色工藝 Morphosphere」の成り立ち
友禅染作家の眞鍋沙智さんは、愛知県で生まれました。幼い頃から絵心があり、描くことが好きでしたが、家業が友禅だったわけではありません。
母に友禅染めという美しい染色技法があると教えられ、ある時人間国宝が手がけた友禅の着物を着る機会があり、好奇心を刺激され、その美しさに感動したそう。
大学を卒業した2007年、友禅染作家の吉田喜八郎氏に弟子入り。同時に友禅作品の制作を開始しました。
その後自身のブランドを立ち上げ。友禅を学ぶ際によく描いていた「モルフォ蝶」(Morpho)と「天体や球体」(Sphere)からなる、「Morphosphere(モルフォスフィア)」と名付けました。
2020年には、京都で長年修行し制作してきた経験を生かし、出身地である名古屋の地に工房を立ち上げました。現在は、京都の職人チームと連携を取りながら、美しい手描友禅を届けています。
世界に誇る!手描友禅
手描友禅は、職人が全工程を手作業で制作しています。江戸時代に完成したその染色技法は唯一無二。日本が世界に誇る伝統技術です。
Morphosphereでは、手描友禅で、オリジナルの帯や着物を制作しています。オーダーメイドも可能で、あなたの好きが詰まった世界でたった一つの着物にも出会えます。
しかし「着物を着る機会はない」「着物を買うのは少し勇気がいる」という方もいるでしょう。そんな方でも友禅をふだん使いできるように、アクセサリーや風呂敷などのアイテムも多数展開しています。
tintシリーズ
「友禅染の美しさを世界中の人に届けたい」
友禅の美しさを少しでも多くの人に楽しんでほしい思いからスタートしたのが、アクセサリーブランド「tint」。「色を纏う(まとう)」をコンセプトに「染め」と「刺繍」で作られたモルフォスフィアのアクセサリーシリーズです。
友禅の特徴である発色の美しさにこだわり、素材やデザイン、色彩を吟味。何度もテストを重ねた結果、究極の美を追求した作品が生まれました。
オーガンジーに刺繍を施した繊細なモチーフレースを、友禅染めの技術で一つ一つ染めています。デザインは日本的なモチーフだけにとらわれず、世界中の人々に親しんでもらえるような花を採用しています。
さらに、手描友禅の着物から生まれた友禅柄を銅版画でプリントした友禅タイル、友禅風呂敷、カードケースなども展開し、人気を集めています。
・ピアス
大振りのピアスですが、繊維なのでつけ心地がとても軽やか。耳への負担も最小限で、つけやすいです。
・カードケース
数ある帯地の中から「これぞ!」というものをピックアップして、名刺入れに仕立てました。二つ折り、二ポケットで機能的。さらに、小ぶりながら収納力もある万能アイテムです。
・風呂敷
風呂敷は四角い布であるため、使い方は無限大です。バッグやテーブルクロス、さらには絵画のような壁飾りにも大活躍します。
・タイル(食器やインテリアに)
「この人気作品を、家に飾れるようなものに商品化して欲しい」
お客様の声から生まれた待望の一点。試行錯誤の末に、実用性もあり、使用用途も幅広い、友禅デザインのタイルに仕上げました。手描友禅で染めた一点ものの着物作品「ケモノデ」を陶器タイルにリプロダクトしたものです。
特にこだわったのは、柄がパズルのようにつながること。置くだけで食卓が一気に華やかになります。
まとめ
染色工藝Morphosphereには、日常使いしやすいアイテムが取り揃っています。
手描友禅が生み出す色彩美に、あなたも癒されてみませんか。
四季のうつろい、花の美しさ、外国の素敵な建物や空の色など、美しい色を纏う楽しさを、ぜひ体感してみてください。
「染色工藝Morphosphere」公式HP
「染色工藝Morphosphere」公式オンラインショップ
「染色工藝Morphosphere」公式インスタグラム