
小豆島でオリーブと瀬戸内を巡る。初めての島旅で訪れたい場所
穏やかな瀬戸内海に浮かぶ小豆島は、オリーブの島として知られています。海と山の景色、醤油やそうめんの香り、映画の舞台になった分校など、島全体がゆっくりと過ごすための舞台になっています。ここでは初めて小豆島を訪れる方に向けて、旅の中で立ち寄りたい場所をいくつかご紹介します。
オリーブが根づいた島の物語

小豆島とオリーブの関係は、明治時代の終わりごろに始まりました。国が全国の候補地でオリーブ栽培を試みた際、小豆島がその中で栽培に成功した土地となり、以来「日本のオリーブ発祥の地」として知られるようになりました。温暖な気候と瀬戸内海の穏やかな風土が、オリーブの木にとって心地よい環境だったのかもしれません。
小豆島オリーブ公園
島の中でもオリーブの雰囲気をまるごと味わえるのが、小豆島オリーブ公園です。丘に広がるオリーブ畑と、ギリシャ風の白い風車が並ぶ景色は、瀬戸内海を望みながら南欧の島に迷い込んだような気持ちにさせてくれます。園内ではオリーブオイルを使った商品やお土産も並び、島の恵みをじっくり選ぶ楽しさがあります。
山と海の景色を楽しむ

寒霞渓
小豆島の中央にそびえる寒霞渓は、渓谷の景観美で知られる場所です。日本三大渓谷美のひとつに数えられており、ロープウェイに乗れば、奇岩と緑、その先に広がる瀬戸内海の島々を一望できます。特に紅葉の季節は、山肌が赤や橙に染まり、多くの人が訪れる景色になります。
二十四の瞳映画村
小豆島は、壺井栄の小説「二十四の瞳」の舞台としても知られています。物語ゆかりの地に整備された二十四の瞳映画村には、昭和初期の分校の校舎が再現され、当時の暮らしの雰囲気をそのまま感じることができます。海辺に建つ木造の校舎からは、瀬戸内の穏やかな海が見え、物語の世界に静かに入り込めるような場所です。
島の食文化にふれる
醤の郷の醤油蔵
小豆島は、古くから醤油づくりが盛んな土地としても知られています。島の一角には「醤の郷」と呼ばれる醤油蔵が集まる地区があり、木桶を使った伝統的な製法で今も醤油が仕込まれています。蔵の間を歩くと、醤油特有の香ばしい香りが漂い、島の暮らしと発酵文化の深さを感じられます。
手延べそうめんの里
小豆島は、三輪や播州と並び、日本の手延べそうめんの主要な産地のひとつとしても知られています。細く長く延ばされた麺は、島の職人の手仕事によって生まれ、コシのある食感が特徴です。そうめんの里では製造の様子を見学できる施設もあり、島の食文化を体感するきっかけになります。
足を延ばして瀬戸内の島々へ
小豆島から船で少し足を延ばせば、直島や豊島といった、現代アートで知られる島々にもたどり着けます。美術館や屋外の作品が島の風景に溶け込み、瀬戸内海全体がひとつの大きな展示空間のように感じられます。小豆島でオリーブと島の時間を楽しんだ後、そのまま瀬戸内の島めぐりへと旅を広げてみるのもおすすめです。
瀬戸内エリアの魅力は、島ごとの表情の違いを味わえるところにもあります。あわせてご覧ください。
2026.06.25
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