富良野ラベンダー畑めぐり。丘の色に出会う四つの場所

富良野ラベンダー畑めぐり。丘の色に出会う四つの場所

夏の北海道を思い浮かべると、紫の畑が広がる丘の風景を思い出す方は多いのではないでしょうか。その景色の多くは、富良野盆地に点在するラベンダー農園から生まれています。ひとくちに「富良野のラベンダー畑」といっても、農園ごとに丘の表情も歩き方も違います。今回は、旅の目的や気分に合わせて選べるよう、いくつかの場所をご紹介します。

色の畑を歩くならファーム富田

富良野ラベンダー畑めぐり。丘の色に出会う四つの場所

中富良野町にあるファーム富田は、ラベンダーだけでなくポピーやサルビアなど何種類もの花を帯状に植え分けた「彩りの畑」で知られています。丘の斜面に色の帯が重なる眺めは、一枚の絵のような不思議な感覚を与えてくれます。もともと富良野のラベンダーは香料をとるための作物として栽培が始まった歴史があり、今も畑の一角には蒸留の様子を見学できる建物が残されていて、花の香りがどうやって形になるのかを知ることができます。観光の華やかさと、農業の営みの両方に触れられる場所です。

家族が育てる畑の空気を感じるならかんのファーム

同じ富良野エリアにあるかんのファームは、地元の農家が代々畑を守り続けている、少し肩の力が抜けた雰囲気の農園です。大きな観光施設というより、家族が育てている畑にお邪魔するような感覚で歩けるのが魅力です。花の時期には園内で野菜やソフトクリームを味わいながら、のんびり丘を眺める時間を過ごすことができます。写真映えよりも「その場の空気を味わいたい」という方に向いている場所です。

街なかで気軽に楽しむなら日の出公園

富良野市街に近い日の出公園は、市が管理する公園の一角にラベンダーが植えられており、宿泊先や駅からのアクセスがしやすいのが特徴です。大きな農園を回る時間がない旅程でも、街歩きの延長でふらりと紫の丘に立ち寄れます。展望台からは富良野の街並みと山並みを一緒に見渡せるので、花だけでなく土地全体の広がりを感じたい方におすすめです。

季節限定の駅から歩き出す

夏の間だけ利用できる小さな臨時駅から、畑まで歩いて向かうというのも富良野ならではの楽しみ方です。列車を降りた瞬間からラベンダーの香りに包まれる体験は、車で乗りつけるのとはまた違う特別感があります。到着までの短い道のりも、旅の記憶として残る時間になるはずです。

見頃の時期を選ぶ楽しさ

富良野のラベンダーは毎年七月を中心に見頃を迎えますが、農園によって開花のピークが少しずつ前後することがあります。訪れる前にその年の開花状況を確認しておくと、より深い紫に出会える可能性が高まります。同じ「富良野のラベンダー」でも、農園ごとの表情や、訪れる時期によって印象が変わるところに、何度でも足を運びたくなる理由があるのかもしれません。

北海道には、花畑以外にも息をのむような自然の展望スポットが点在しています。丘を眺める旅の延長として、こちらの記事もあわせてご覧ください。

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