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秩父今宮神社|秩父霊場発祥の地で八大龍王を祀る由緒ある神社の魅力と参拝案内を完全ガイド

秩父今宮神社|秩父霊場発祥の地で八大龍王を祀る由緒ある神社の魅力と参拝案内を完全ガイド

埼玉県秩父市の中心部に静かに佇む秩父今宮神社は、修験道の開祖である役小角が創建した八大龍王宮を起源とする古社です。武甲山の霊水が湧く龍神池と樹齢千年を超える神木に守られた境内は、まさに霊験あらたかなパワースポット。秩父霊場発祥の地として知られ、神仏習合の伝統を色濃く残すこの神社で、八大龍王の御神徳を感じてみませんか。

秩父今宮神社の概要・基本情報

秩父今宮神社|秩父霊場発祥の地で八大龍王を祀る由緒ある神社の魅力と参拝案内を完全ガイド

秩父今宮神社は、八大龍王宮とも称される埼玉県秩父市中町に鎮座する神社です。旧社格は村社で、古くから秩父地方の人々に篤く信仰されてきました。現在でも多くの参拝者が訪れる、秩父を代表する霊験あらたかな神社の一つです。

境内には武甲山の伏流水が湧く秩父最古の泉「龍神池」があり、その神秘的な佇まいから龍神様が住むとされています。また、推定樹齢千年以上とされる巨大なケヤキの神木「龍神木」は、埼玉県指定天然記念物として多くの人々に親しまれています。

歴史と由来

秩父今宮神社の歴史は、西暦100年頃に信州諏訪の勢力が秩父に移住し、この地に湧き出る武甲山からの霊泉に水神を祀ったことに始まると伝えられています。有史時代に入ると、この霊泉の地に国生みの神である伊邪那岐命と伊邪那美命の二神が祀られるようになりました。

大宝年間(701年〜704年)には、修験道の開祖として知られる役小角(役行者)が、神仏混淆の思想に基づいてこの地に八大龍王を祀る「八大宮」を建立したとされています。これが現在の秩父今宮神社の起源となっています。

さらに天長2年(825年)には、弘法大師空海がこの地を訪れて大日如来を宮中八神と結びつけたことにより、仏教寺院としての性格を強めました。この時代には「大宮山満光寺」や「長岳山正覚院金剛寺」と呼ばれていました。

天文4年(1535年)には、流行する疫病への対策として京都の今宮神社から須佐之男命(牛頭天王)を勧請して今宮神社を創建し、永禄13年(1570年)には全体を「長岳山今宮坊」と称するようになりました。明治時代の神仏分離令により、仏教寺院部分は今宮観音堂として分離され、現在の秩父今宮神社の形となりました。

祭神とご利益

秩父今宮神社には、神仏習合の歴史を反映した多くの神仏が祀られています。主祭神は八大龍王神で、水を司り「生命のおおもと」を守るとされる尊い神様です。その他にも伊邪那岐命・伊邪那美命、須佐之男命、宮中八神、修験道の開祖である役尊神(役小角を神格化した存在)などが祀られています。

八大龍王神は、歓喜、大海、宝、多舌など八様の働きをされる龍神で、あらゆる願い事を叶えてくださるとされています。特に縁結び、金運・財運、除災招福、商売繁盛などのご利益があると信仰されており、多くの参拝者が様々な願いを込めて訪れています。

龍神池の霊水は金運向上に効果があるとされ、お金を清めることができる「銭洗い」も行われています。また、樹齢千年の龍神木は生命力の象徴として、健康長寿や願望成就のご利益があると信じられています。

秩父今宮神社の見どころ・特徴

秩父今宮神社|秩父霊場発祥の地で八大龍王を祀る由緒ある神社の魅力と参拝案内を完全ガイド

秩父今宮神社の境内には、長い歴史の中で培われた神聖なスポットが数多く点在しています。それぞれに深い意味と由来があり、参拝者を神秘的な世界へと誘います。

龍神池と清瀧の滝の神秘

境内の中央部に位置する龍神池は、武甲山の伏流水が湧き出している秩父最古の泉です。この池には龍神様が住んでいるという言い伝えがあり、古くから霊水として崇められてきました。池の水は一年を通して枯れることがなく、その清らかな水質は環境省によって優良な水質として認定されています。

池のほとりには清瀧の滝があり、龍神池から流れ出た霊水が小さな滝を作り出しています。この水は毎年4月4日に行われる水分(みくまり)祭において、秩父神社の御田植祭に使用される神聖な水として授与されます。

参拝者はこの霊水でお金を清める「銭洗い」を行うことができ、金運向上や財運アップのご利益があるとされています。社務所では銭洗い用のビニール袋を頂くことができ、清めた後の水は小さな容器に入れて持ち帰ることも可能です。

樹齢千年の龍神木(駒つなぎのケヤキ)

龍神池の左手に立つ巨大なケヤキの木は、推定樹齢千年以上とされる御神木「龍神木」です。正式には「駒つなぎのケヤキ」と呼ばれ、埼玉県指定天然記念物に指定されています。幹周は約9メートル、高さは約30メートルに及び、県内でも最大級の大きさを誇ります。

この神木には源義経の愛馬を繋いだという伝説があることから「駒つなぎのケヤキ」の名で親しまれています。大きな樹洞があり、その中には八大龍王が祀られており、多くの参拝者が手を合わせています。

龍神木の前に立つと、その圧倒的な存在感と生命力に圧倒されます。千年という長い時を生き抜いてきた神木のパワーは、健康長寿や願望成就、生命力の向上などのご利益があると信じられており、多くの人々が神木に触れて祈りを捧げています。

神仏習合の文化を今に伝える行者堂

境内には修験道の開祖である役小角を神格化した役尊神を祀る行者堂があります。この小さなお堂は、神仏習合時代の名残を今に伝える貴重な建造物です。

役小角は634年に奈良県葛城に生まれたとされ、全国の霊山や霊地を巡って仙道、道教、古神道、仏教を学び、厳しい山岳修行を重ねた人物です。その修行の中で龍樹菩薩の秘法を授かり、災厄や煩悩を鎮める力を持つ金剛蔵王権現を感得したと伝えられています。

後に光格天皇より「神変大菩薩」の称号を授けられた役行者は、多くの修験霊場を開山し、秩父においても八大龍王を祀る八大宮を建立したことから、秩父霊場発祥の地としての歴史が始まりました。行者堂では厄除け、病気平癒、修行成就などを願う多くの参拝者が訪れています。

参拝案内

秩父今宮神社|秩父霊場発祥の地で八大龍王を祀る由緒ある神社の魅力と参拝案内を完全ガイド

秩父今宮神社への参拝は、神仏習合の歴史を持つ特別な神社として、独特の雰囲気の中で行うことができます。龍神様と八大龍王への参拝を通して、心身の浄化と願いの成就を祈りましょう。

参拝作法とマナー

秩父今宮神社での参拝は、一般的な神社の作法に従って行います。鳥居をくぐる前には一礼し、参道は中央を避けて歩きます。手水舎で手と口を清めた後、拝殿前で二拝二拍手一拝の作法で参拝しましょう。

特に龍神池での銭洗いを行う際は、社務所で銭洗い用のビニール袋をいただいてから行います。清めたお金は財布に入れて大切に持ち帰ることで、金運向上のご利益を得られるとされています。

龍神木の前では、千年の歳月を重ねた神木への感謝の気持ちを込めて静かに手を合わせます。神木に直接触れることも可能ですが、多くの参拝者がいる場合は譲り合いの精神を大切にしましょう。

行者堂での参拝は、修験道の精神を尊重し、役行者への敬意を表して行います。厄除けや修行成就を願う方は、特に丁寧に参拝されることをおすすめします。

年中行事・季節のイベント

秩父今宮神社では、一年を通じて様々な神事や行事が執り行われます。最も重要な行事の一つが毎年4月4日に行われる水分(みくまり)祭です。この祭りでは、龍神池の霊水が秩父神社の御田植祭に使用される神聖な水として授与されます。

春には境内の桜が美しく咲き誇り、参拝者の目を楽しませます。また、新緑の季節には龍神木の生命力がより一層感じられ、多くの人々が訪れます。

秋には紅葉が境内を彩り、神秘的な雰囲気がさらに深まります。特に龍神木の周辺は美しい景観を楽しむことができ、写真撮影スポットとしても人気です。

年末年始には初詣の参拝者で賑わい、新しい年への願いを込めて多くの人々が訪れます。詳細な行事スケジュールについては、事前に神社へお問い合わせください。

御朱印・お守り情報

秩父今宮神社では、複数の種類の御朱印をいただくことができます。基本の御朱印には「秩父修験発祥の地」と記され、この神社の歴史的な重要性を物語っています。八大龍王宮としての御朱印や、役尊神の御朱印など、複数の種類があるため、参拝の際に選択することができます。

社務所では様々なお守りが授与されています。特に人気が高いのは「三体守」で、八大龍王神・聖観世音菩薩・神変大菩薩(役行者)の三体の神仏の力が一つになったお守りです。神恩感謝、良縁成就、商売繁盛など様々な種類があり、初穂料は1,000円となっています。

「白龍御守」も人気のお守りの一つで、古代中国で天上界の皇帝に仕える龍とされる白龍のご利益により、他の追随を許さない力と金運向上の効果があるとされています。

龍神池の霊水を入れる小さな容器もいただくことができ、お風呂に少量入れることで浄化の効果があると教えていただけます。

アクセス・利用情報

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秩父今宮神社は秩父市の中心部に位置しており、公共交通機関でのアクセスが便利です。秩父神社などの他の観光スポットと合わせて巡ることができる立地も魅力の一つです。

交通アクセス

電車でのアクセスは、秩父鉄道「御花畑駅」から徒歩約6分、または西武秩父線「西武秩父駅」から徒歩約10分です。どちらの駅からも歩いて行ける距離にあり、秩父観光の際に気軽に立ち寄ることができます。

自動車でのアクセスの場合は、関越自動車道「花園インターチェンジ」から国道140号線・有料バイパス経由で約40分です。カーナビゲーションシステムを使用する場合は「秩父今宮神社」または住所で検索してください。

バスを利用する場合は、ミューズパーク線「中町」バス停から徒歩約1分、久那線「花の木小入口」バス停から徒歩約2分でアクセスできます。

秩父市内の他の観光スポットである秩父神社からは徒歩約10分、秩父札所14番今宮坊からは徒歩約2分の距離にあるため、秩父巡りの一環として効率よく参拝することができます。

<住所> 〒368-0043 埼玉県秩父市中町16-10

参拝時間・料金・駐車場情報

秩父今宮神社の境内への立ち入りは基本的に自由で、24時間参拝が可能です。ただし、社務所での御朱印やお守りの授与は午前9時から午後4時30分(16:30)までとなっています。

参拝料は無料ですが、昇殿参拝をご希望の場合は初穂料5,000円からとなっています。事前に神社へお問い合わせの上、お申し込みください。

駐車場は境内に6台分が用意されています。無料で利用できますが、台数に限りがあるため、参拝者が多い時期や時間帯は満車になる可能性があります。周辺には有料駐車場もありますので、必要に応じてご利用ください。

境内はそれほど広くありませんが、龍神池、龍神木、行者堂など見どころが集約されており、ゆっくりと参拝・見学しても30分から1時間程度で回ることができます。

参照サイト

・秩父今宮神社 公式ホームページ:http://www.imamiyajinja.jp/
・埼玉県神社庁:https://www.saitama-jinjacho.or.jp/shrine/8982/
・一般社団法人秩父地域おもてなし観光公社:https://www.chichibu-omotenashi.com/spot/秩父今宮神社-2/

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