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小鹿神社|由緒ある神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

小鹿神社|由緒ある神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

埼玉県秩父郡小鹿野町に鎮座する小鹿神社は、日本武尊の東征の際、道案内をした神鹿を祀った由緒ある神社として知られています。近年では”元祖バイク神社”とも呼ばれ、ライダーの交通安全祈願の聖地として全国から多くの参拝者が訪れています。古代からの歴史と現代のバイク文化が融合した、他にはない魅力を持つ神社です。

小鹿神社の概要・基本情報

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小鹿神社は埼玉県秩父郡小鹿野町の中心部に位置し、国道299線の道沿いに見える大鳥居が目印となっている神社です。創建以来の歴史を持ちながら、現代においては交通安全の神様として多くの人々に親しまれています。

歴史と由来

小鹿神社の起源は古代にまで遡ります。日本武尊の東征の際、日本武尊の軍勢は道に迷ってしまった。すると神鹿が現れ、道案内をした後、力尽きて斃れてしまった。日本武尊はこの神鹿を塚に葬り、その塚の上に祠を建てた。これが小鹿神社の起源であるとされています。この塚は考古学的には「小鹿塚古墳」と呼ばれており、この一帯が「小鹿野」と呼ばれるようになった由来ともなっています。

江戸時代に入ると神社の歴史は新たな展開を見せます。1652年(慶安5年)、小鹿野の町が開かれた際に、小鹿塚の上にあった神社から分霊を勧請して町の入り口に神社を創建したとされており、現在の社殿はこの時に建立されたものが基となっています。

近代に入ると神社は試練の時を迎えました。1910年(明治43年)の集中豪雨で境内が陥没してしまった。折からの政府による神社合祀政策もあり、近くの諏訪神社に移転したものの、氏子たちの要望もあり旧本殿は境外社として残されているなど、地域の人々の深い信仰に支えられて現在に至っています。

祭神と交通安全のご利益

小鹿神社が特に交通安全のご利益で知られるのは、その創建の由来と深く関わっています。神鹿が日本武尊の道中を守ったことから、交通安全にご利益があると言われるようになったとされており、道案内をした神鹿への信仰が現代の交通安全祈願へと受け継がれています。

特にバイクとの縁が深いのは、鹿の二本の角をバイクのハンドルに見立て、ライダーの交通安全を祈願するという独特の信仰形態によるものです。この発想から小鹿神社は「バイク神社」として広く知られるようになり、鹿は交通事故に巻き込まれることが少ない動物なのだそうで、地元の人々がその安全性に感謝し、神社で交通安全を祈願するようになったという信仰も生まれています。

小鹿神社の見どころ・特徴

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小鹿神社の境内は非常に静かで落ち着いた雰囲気に包まれており、参拝者に安らぎを与えてくれます。神聖な空気に満ちた境内には、歴史ある建造物と現代的な要素が調和して配置されています。

建造物・境内の魅力

境内の中心となる本殿は、江戸時代の建築様式を今に伝える貴重な建造物です。本殿前の広場には、趣深い佇まいの「神楽殿」もありますとあり、伝統的な神楽の奉納が行われる重要な施設となっています。

境内の見どころの一つが稲荷神社です。本殿左手から朱色の鳥居をくぐれば、緑豊かな森の中に鎮座する稲荷神社。お社の中には、キツネの置物がびっしりと並び、信仰の厚さを物語っていますと記されており、本殿とは異なる神秘的な雰囲気を醸し出しています。

また、拝殿前にはハートを射抜いたような形の矢があります。おみくじを結ぶ場所として親しまれており、参拝者が願いを込めておみくじを結ぶ光景が見られます。

バイク神社としての特色

小鹿神社が「バイク神社」として知られるようになったのは比較的最近のことです。2006年(平成18年)町おこし事業の一環として、小鹿野町でオートバイによるまちおこし事業が開始されたことがきっかけとなりました。

宮司さんが、国内最大規模の東京モーターサイクルショーで、ライダーのための交通安全祈願を行ったことで、全国のライダーの間で「バイク神社」として広く知られるようになりました。現在ではオートバイのお祓いなどを実施したり、バイク用のお守りを配布しているなど、ライダーのための様々なサービスを提供しています。

境内にはOGANOの文字がバイクのような形になっているマークが各所に見られ、交通安全ステッカーや御朱印にもこのデザインが使われています。このオリジナルデザインは小鹿神社の象徴的な存在となっています。

文化財・重要な所蔵品

小鹿神社には地域の歴史を物語る貴重な文化財が保存されています。小鹿野祭屋台(埼玉県指定有形民俗文化財 昭和51年3月30日指定)と腰之根笠鉾(埼玉県指定有形民俗文化財 平成11年3月19日指定)は、毎年春に行われる小鹿野春まつりで使用される貴重な祭礼具です。

また、小鹿神社旧本殿(小鹿野町指定有形文化財 昭和45年12月13日指定)も保存されており、明治時代の豪雨による被害を乗り越えて現在まで受け継がれてきた歴史の証人となっています。

参拝・拝観案内

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小鹿神社では神聖な境内で心を静めて参拝することができます。古来からの伝統的な参拝作法に加えて、バイク神社としての特色を活かした現代的な祈願方法も提供されており、多様な参拝スタイルに対応しています。

参拝作法とマナー

小鹿神社での参拝は、一般的な神社参拝の作法に従って行います。鳥居をくぐる際は一礼し、参道の中央を避けて歩くことが基本です。手水舎で手と口を清めた後、拝殿前で「二拝二拍手一拝」の作法で参拝を行います。

バイク神社としての特色ある祈願方法も用意されています。小鹿神社では、乗用車だけでなく、バイクも修祓できますとあり、愛車と共に安全祈願を受けることが可能です。バイクのナンバーを記載した用紙と500円をお賽銭箱に納めるだけ。ライダー本人だけではなく、バイクにも交通安全祈願や厄除けができますという手軽な方法も提供されています。

境内では静粛を保ち、他の参拝者に配慮することが重要です。特にバイクでの参拝者が多いため、エンジン音や話し声には十分注意を払い、神聖な雰囲気を損なわないよう心がけましょう。

小鹿野春まつり・年中行事

小鹿神社の最も重要な行事が「小鹿野春まつり」です。毎年、4月の第3土曜日とその前日に行われる小鹿野を代表する祭りとして開催されており、小鹿神社の例大祭でもあります。

この祭りの見どころは屋台歌舞伎にあります。初日には、屋台に芸座・花道を組んだ屋台歌舞伎が行われます。全国的にも珍しいお祭りとして知られており、2台の屋台と2台の笠鉾が、金棒突き等の役人(やくびと)の先導で、小鹿野の市街地を曳き回されます。

祭りでは上町・春日町の2台の屋台に張出の舞台が組まれ、屋台歌舞伎が行われます。その他にも、神楽や剣舞、流鏑馬などがお祭りを盛り上げますと記されており、伝統芸能の豊かさを堪能することができます。

小鹿神社では、1年を通してさまざまなイベントや飾り付けが行われており、私たちを楽しませてくれますとあり、季節ごとに異なる表情を見せる境内を楽しむことができます。

御朱印・お守り情報

小鹿神社では特色ある御朱印とお守りが用意されています。御朱印は社務所で直書きをいただけます。受付が不在の場合は、書置きの御朱印が用意されていますので、そちらをいただくことができます。御朱印の特徴としてOGANOの文字がバイク🏍️の形になっているのが良いデザインが施されており、小鹿神社ならではの記念となります。

参拝した旨を伝えると兼務社である倉尾神社の御朱印も合わせて頂くことが出来るため、複数の御朱印を一度にいただくことも可能です。

お守りについてはここでしか売ってないお守りも多数用意されており、バイク神社としての特色が反映されています。テントウムシの模様が入ったお守りなどは転倒防止の意味があるなど、ライダーのための独特なお守りが人気です。

その他の授与品として、小鹿野町公式のゆるキャラ「おがニャッピー」がデザインされた交通安全タオル(800円)、バイク用交通安全シール(300円)、絵馬(病魔退散、家内安全、安産祈願、転倒防止、600円)などが用意されており、自分用や家族へのプレゼントとしても人気を集めています。

アクセス・利用情報

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小鹿神社は埼玉県秩父地域の小鹿野町中心部に位置し、車でもバイクでも公共交通機関でもアクセスできる立地にあります。特にツーリングの拠点としても人気が高く、多くのライダーが訪れる場所となっています。

交通アクセス

自動車・バイクでのアクセスの場合、関越自動車道花園ICから国道140号を秩父方面へ、秩父から国道299号を小鹿野方面へ。(花園ICから約45㎞)というルートが一般的です。国道299線の道沿いに見える大鳥居が目印となっているため、道路からも分かりやすい立地にあります。

公共交通機関を利用する場合は、西武秩父駅で小鹿野町の町営バスの西武秩父線で「薬師の湯」行きに乗車。バス停「小鹿野(おがの)」で降りて徒歩7分。所要時間は約40分となっています。バスでのアクセスも可能ですが、運行本数に限りがあるため事前に時刻表の確認をおすすめします。

神社周辺は秩父の自然豊かな環境に位置しており、ツーリングルートとしても人気があります。特に国道299号は景色の美しい道路として知られており、参拝と合わせてドライブやツーリングを楽しむことができます。

拝観時間・料金・駐車場情報

小鹿神社の境内は境内自由となっており、参拝料は不要です。24時間いつでも参拝することが可能ですが、社務所での御朱印や授与品の受付には時間制限があります。詳細な受付時間については事前に確認することをおすすめします。

社務所が不在の場合の対応も整備されており、地鎮祭などの境外のお祭りごとで社務所を不在にしている時があります。その際は下記までお電話下さい。神職の携帯電話に転送されますという配慮がされています。連絡先は小鹿神社 電話:0494-75-2437です。

駐車場については駐車場有(無料)となっており、参拝者は無料で利用することができます。駐車場は神社の入口にあるため、アクセスも良好です。バイク専用の駐車スペースも用意されており、多くのライダーが安心して参拝できる環境が整っています。

神社周辺には町営の公園で、山の斜面に愛らしい鹿が20~25頭飼育されています。有料(50円)で餌をあげることもできますという鹿公園もあり、参拝と合わせて楽しむことができます。

<住所> 〒368-0105 埼玉県秩父郡小鹿野町小鹿野1432

参照サイト

・小鹿野町観光協会:https://kanko-ogano.jp/spot/小鹿神社/
・秩父願い石巡礼:http://chichibu-powerstone-jyunrei.org/oshikajinjya.html

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