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三峯神社|由緒ある神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

三峯神社|由緒ある神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

標高1,100メートルの奥秩父の山中に鎮座する三峯神社は、関東屈指のパワースポットとして多くの参拝者を魅了する由緒ある神社です。秩父三社の一つとして2,000年もの歴史を誇り、神話の時代から続く神聖な空気に包まれた境内では、樹齢800年の御神木や珍しい三ツ鳥居、雲海の絶景など数多くの見どころが参拝者を迎えています。

三峯神社の概要・基本情報

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三峯神社は、埼玉県秩父市三峰にある神社で、旧社格は県社、現在は神社本庁の別表神社です。秩父神社・宝登山神社とともに秩父三社の一社として知られ、拝殿の手前には珍しい三ツ鳥居があり、狼を守護神として狛犬の代わりに神社各所に狼の像が鎮座しています。

歴史と由来

社伝によれば、景行天皇の時代に日本武尊が東征中、碓氷峠に向かう途中に現在の三峯神社のある山に登って伊弉諾尊・伊弉册尊の国造りを偲んで創建したとされています。三峯の名の由来は、南に高くそびえる雲取山、白岩山、妙法ヶ岳が美しく連なり、3つの峰を総称して呼ばれたことによるものと伝わっています。

養和元年(1182年)に、秩父を治めていた畠山重忠が願文を収めたところ霊験があったとして、建久6年(1195年)に東は薄郷から西は甲斐と隔てる山までの土地を寄進して守護不入の地として以来、東国武士の信仰を集めて大いに栄えました。

中世には修験道場として発展し、1500年代に修験者の月観道満が廃寺となった地に堂舎を再興させました。江戸時代には神仏習合の形態をとり、明治初年の神仏分離の際に現在の「三峯神社」に改称されました。

祭神とご利益

御祭神は伊弉諾尊(イザナギノミコト)・伊弉册尊(イザナミノミコト)の夫婦神で、また、大口真神(オオクチノマカミ)=オオカミを神様のお使いとしてお祀りしています。

ご利益は、夫婦和合や家内安全、五穀豊穣、火難・盗難除け、諸難除けです。江戸時代には、秩父の山中に棲息する狼を、猪などから農作物を守る眷族・神使とし「お犬さま」として崇めるようになり、この狼が盗戝や災難から守る神と解釈されるようになって、当社から狼の護符を受けること(御眷属信仰)が流行しました。

三峯神社の見どころ・特徴

三峯神社|由緒ある神社の歴史と見どころ、参拝情報を完全ガイド

境内は標高1,100メートルの山中に広がる神聖な空間で、数多くの見どころが参拝者を迎えています。神話の時代から続く歴史と自然の力が融合した特別な場所として、多くの人々に愛され続けています。

建造物・構造の魅力

三峯神社の鳥居は「三ツ鳥居」といって、大きな鳥居の両脇に小さな鳥居が並んだ国内でも珍しい形をしています。境内入口に立つ鳥居は、明神型鳥居を三つ組み合わせた三ツ鳥居で、他に有名な三ツ鳥居としては大神神社のものがあります。

随身門をくぐると境内の雰囲気が一変し、静寂で神聖な空気に包まれます。拝殿は、1800年に建立された豪華絢爛な美しいもので、内部の天井には奥秩父の花木百数十種が描かれ重厚な雰囲気を醸しています。総漆塗りで極彩色と彫刻が施された拝殿は、江戸時代前期の貴重な建造物として県の重要文化財に指定されています。

拝殿の下には2012年の辰年に突如として現れた赤い目の龍の姿が浮かび上がり、縁起が良いとされて多くの参拝者が写真に収めています。

自然・景観の美しさ

秩父多摩甲斐国立公園内に鎮座する三峯神社は、雲海スポットとしても注目を集めています。境内奥の遥拝殿からは、条件が良ければ雲海の絶景を望むことができ、まさに天空の神域と呼ぶにふさわしい光景が広がります。

三峯の名の由来となった雲取山、白岩山、妙法ヶ岳は秩父帯のチャートや石灰岩などの硬い岩石からなり、切り立った高い山頂を形成しています。これらの山々が織りなす雄大な景観は、古くから多くの人々を魅了してきました。

四季を通じて美しい自然に恵まれ、新緑の季節には生命力あふれる緑が、秋には紅葉が境内を彩ります。標高の高さから夏でも涼しく、避暑地としても親しまれています。

御神木とパワースポット

拝殿横には推定樹齢800年を超える2本の御神木があり、清廉潔白で「坂東武士の鑑」と言われた武将畠山重忠の奉納とされています。拝殿の前に立つ2本の大きな杉の木は、三峯神社の中でも最強のパワースポットといわれるご神木で、樹齢800年にもなる巨大な杉の木は、その胴回りの太さに圧倒されます。

この御神木は直接触れることができ、多くの参拝者が手を当ててパワーを受け取っています。「氣の御守」といって、ご神木の入ったお守りも授与されており、ご神木のパワーをしっかり持ち帰ることができます。

境内の奥には「えんむすびの木」があり、モミとヒノキの異なる種類の木が根元から寄り添って成長していることから、良縁成就のご利益があるとされています。

参拝・拝観案内

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三峯神社での参拝は、神聖な空間での作法を理解し、心を込めて行うことが大切です。標高1,100メートルの山中に位置する特別な環境での参拝体験を、より充実したものにするための情報をお伝えします。

参拝作法とマナー

三ツ鳥居には正式な通り方があって、まず中央から左をくぐって、戻ったら右をくぐります。その後左をくぐって、最後に中央を進んでいきます。この珍しい三ツ鳥居での参拝作法は、三峯神社ならではの特別な体験です。

境内は広大で階段も多いため、歩きやすい服装と靴での参拝をお勧めします。随身門をくぐると空気が一変するといわれており、静寂で神聖な雰囲気を感じながらゆっくりと参拝を進めてください。

拝殿での参拝は、一般的な神社と同様に二拝二拍手一拝の作法で行います。御神木への参拝では、直接手を触れてパワーを受け取ることができますが、他の参拝者への配慮も忘れずに行いましょう。

注意が必要なのは、ワンちゃんなどのペットは境内に入ることができません。盲導犬・介護犬は入場可能です。

年中行事・季節のイベント

三峯神社では一年を通じて様々な行事が執り行われています。特に節分祭や春季大祭、秋季大祭などの重要な祭事では、多くの参拝者が訪れます。

三峰山の上に「龍洞」という深い井戸があり、龍神が住むと言い伝えられ、水分神がまつられています。この水を当社にて飲むことができ、特に大寒に汲まれた水は「寒の水」といわれ、貴重なものとされています。寒の水を頂くには予約が必要です。

季節ごとの自然の美しさも見どころの一つで、春の新緑、夏の涼風、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季それぞれに異なった趣を楽しむことができます。特に早朝の雲海は絶景として知られており、条件の良い日には遥拝殿から幻想的な光景を見ることができます。

御朱印・お守り情報

御朱印(500円)を集めている方も多く、コロナ後は御朱印を自身で御朱印帳に貼る形式になっています。まだ御朱印帳を持っていない方には、三峯神社の名前が織り込まれた御朱印帳(1,500円)も用意されています。

三峯神社のお守りは「氣の御守」といって、勇気・やる気・元気がいただけるように御神木のかけらが入れられています。お守り袋の色は緑・青・赤・桃の4色(各1,000円)で、お守りは中身が本体なので、袋の色によって効果は変わらないそうです。

かつては毎月1日限定で「白い氣守」が頒布されていましたが、現在は休止されています。お守りやお札は、申込用紙に記入してから授与所で初穂料をお渡しして授かります。

社務所の受付時間は9時から17時までとなっており、この時間内にお守りや御朱印を受けることができます。

アクセス・利用情報

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三峯神社は奥秩父の山中に位置するため、アクセスには注意が必要です。公共交通機関とマイカーの両方でアクセス可能ですが、それぞれに特徴があります。

交通アクセス

三峯神社は標高1,100mという高い山の中にあるため、車かバス以外で向かう手段はありません。バスの場合は西武秩父駅と三峰口駅からの二駅から乗車が可能で、西武秩父線西武秩父駅からバスで約80分(バス運賃大人950円)、秩父鉄道三峰口駅からバスで約55分(バス運賃大人690円)です。

バスの時間は9時、10時、12時、14時、15時台の5本で、三峯神社からの最終バスは16時台のため、乗り逃さないように気をつける必要があります。

マイカーでのアクセスは、東京方面からは関越自動車道花園ICより国道140号線、皆野寄居バイパス経由で約2時間、山梨方面からは中央自動車道甲府昭和ICより国道140号線、雁坂トンネル経由で約2時間半です。国道140号線から三峰神社に行く道は幅が狭く、すれ違いが困難な場所もありますので気を付けてください。

1939年から2007年12月1日までは三峰ロープウェイが存在し、アクセスの一端を担っていましたが、現在は廃止されています。

拝観時間・料金・駐車場情報

参拝は基本的に自由ですが、社務所の受付時間は9時から17時までとなっています。境内は大変広い敷地になりますので、最低60分以上の滞在時間は必要です。

三峯神社の駐車場は料金が発生し、営業時間8時から18時で、普通車520円、二輪車210円です。駐車場は広く整備されていますが、休日や行事の際には混雑することがありますので、時間に余裕を持った参拝をお勧めします。

境内には博物館や興雲閣(宿泊施設)なども併設されており、参拝以外にも楽しむことができます。また、境内の奥へさらに進んでいくと休憩にカフェ「小教院」があり、かつてお寺と神社が併設されていた神仏習合の時代にお寺の本堂や宿坊として活躍していた建物で、平成3年に保存のため改修されました。

奥宮は妙法ケ岳(標高1329m)の山頂に鎮座し、本社からは東南東へ1時間ほど山道を登る必要があります。奥宮参拝を希望する方は、登山の装備と十分な時間を確保してください。

<住所> 〒369-1902 埼玉県秩父市三峰298-1

参照サイト

・三峯神社 公式ホームページ:https://www.mitsuminejinja.or.jp/

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